KANAISM BLOG ー真っ直ぐに行こうー

聖書のメッセージやキリスト教の論説、社会評論などを書いています。

改革派・長老派

日本の伝統宗教をどのように理解するか

私は子供の頃、神社でおみくじを引いたことがあります。どんなものかな、と好奇心が湧きまして。何本か引いたら、やっぱり出てくるものは違っていました。今でも日本の伝統宗教に興味があり、時間があったら「見学」したい寺社仏閣仏像が、たくさんあります…

二王国論は間違いか?

Michelangelo "Viimne kohtupäev", Sixtuse kabeli lagi, 1536–1541 1.二王国論とキリスト王権論近年、日本で盛んになった福音派の社会運動に関して、問題の焦点がどこにあるのか、最近いくらか見えてきたように思う。なぜキリスト者・教会・超(協)教派団…

幼児洗礼についてどう考えるか

幼児洗礼 - Wikipedia キリスト教には多くの教派がありますが、「洗礼」(浸礼、バプテスマ)という基本的な儀礼に関しては、「幼児洗礼」を行う教派と「成人洗礼」を行う教派、洗礼を行わない教派に大別できます。幼児洗礼とは一般的に、信者である両親が、…

ホーリネス運動とリバイバリズム(日本イエス・キリスト教団のルーツ 04)

この2月に、日本の各地でケズィック・コンベンションが開催されています。日本イエス・キリスト教団の母体である日本伝道隊は、1903年に本場・英国のケズィック・コンベンションにおいて持たれた祈り会から始まったミッションです。ケズィック・コンベンシ…

「現代のパウロ解釈を考える」(福音主義神学会 西部部会 秋季研究会議 の感想)

先日、2012年11月19日(月)に、日本福音主義神学会 西部部会 秋季研究会議が、神戸神学館で行われました。 今回のメインテーマは「現代のパウロ解釈を考える」というもので、New Perspective on Paul (以下、NPPと略す)を積極的に評価する見地から鎌野直…