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カナイノゾム研究室

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

坂本龍一氏の名演説(2012年7月16日、東京・代々木公園)

演説 記録 脱原発 原発 政治 経済 エコロジー 日本 資源・エネルギ— 人権

【参照】http://www.youtube.com/watch?v=EiKFO190IEw&feature=youtu.be

皆さん、こんにちは。

今もこちらにたどり着くのが非常に困難で、それほどの人並みです。4階以上あるそうなんですが、それもみんな人で埋まっているという。。。


ちょうど思い起こせば、42年前に私はまだ18歳でここにいました、代々木公園に。そのときは日米安保改定反対ということで、ここにいました。そのときは、学生とか労働者の集まりだったんですが。

今日は、毎週金曜日の首相官邸前の抗議と同じように、多くの普通の市民の方が来ていらっしゃると思います。僕も日本人、一市民としてここに来ました。本当に40年以上ぶりにこうやって日本の市民が声をあげているということは、私もとても感無量です。それほど原発に対する恐怖や日本政府の原発政策に対する怒りというものが、日本国民に充満しているのだと思います。


毎週金曜日の首相官邸前の抗議もすばらしいことだと思いますが、残念ながらそれだけでは原発は止まらない。再稼働されてしまった。もちろん、あきらめずに声をあげていくことは大事ですが、どうもそれだけでは政府の耳には届かないらしい。残念ながら。


というわけで、こういう大きな集会を催したり、パブリック コメントをジャンジャン書くとか、あるいは、地方の脱原発の首長をどんどん日本に増やしていくこと。ちょうど今月末に(行われる)山口県知事(選挙)に飯田哲也さんが立候補していますが、そうやって地方にも、とても見識のある首長さんがたくさんいますので、そういう声も集めていくこと。

それから、長期的にはなりますが、「すぐ止めろ」といっても止めないので、我々にできることは何かといえば、電力会社への依存を少しでも減らしていくということですね。こういう声が、もちろん彼らにもプレッシャーとなって届きますし、電力会社の料金体系の決め方の問題とか、発送電の分離とか、地域独占とか、そういったものがどんどん自由化していけば、原発に頼らない電気を我々市民が選ぶことができるわけです。


また、家庭や事業所などがどんどん自家発電をしていく。そうやって、時間はかかりますが、少しでも電力会社への依存を減らす。私たちのお金が電力会社に行ってしまって、それが原発関係の施設になるわけですから、そういうところに払うお金を少しでも減らしていくことが、とても大事だと思っています。

 

言ってみれば、たかが電気です。たかが電気のために、なんで命を危険に晒さなきゃいけないんでしょうか。

 

僕は、いつごろになるかわかりませんけれども、今世紀の半分ぐらい、2050年ぐらいには、電気などというものは各家庭や事業所や工場などで自家発電するのがもう当たり前、常識という社会になっている、というふうに希望を持っています。そうなって欲しいと思います。

 

たかが電気のために、この美しい日本、そして国の未来である子どもの命を危険に晒すようなことは、するべきではありません。

お金より命です。経済より生命。

子供を守りましょう。日本の国土を守りましょう。

 

最後に、
" Keeping silent after Fukushima is barbaric. "
「福島の後に沈黙していることは野蛮だ」
というのが私の信条です。