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カナイノゾム研究室

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

「牧者の心」 使徒の働き20章28~38節

【金言】聖霊は、神がご自身の血をもって買い取られた神の教会を牧させるために、あなたがたを群れの監督にお立てになったのです。(使徒20:28)

 

 パウロがエペソ教会の長老たちに語った告別説教から、今回は「牧会」について共に学びたい。


1.牧者の任命


 教会は、イスラエルと同様に、羊の「群れ」に例えられる(エゼキエル34章)。この群れの羊はすべて、神御自身の血によって買い取られた尊い存在であり、神の所有である。
 聖霊は、この群れの世話をするために、教会に監督者をお立てになった。後に「牧師」(エペソ4:11)や「監督」(第一テモテ3:1)といった専任の教職者が制度化された。

 牧師、教師、役員は、神からの任命を自覚しつつ、自分自身と群れ全体に気を配って、教会を守り育てなければならない。


2.牧会の方法


 パウロは自分が去った後に、異端の教師たちが狼のように群れを荒らし回ることを、知っていた。ユダヤ主義やグノーシス的な熱狂主義などがあったようである(第一テモテ1:3-4、第二テモテ4:3)。それゆえパウロは長老たちに、自分が教えてきたことを思い出して「目を覚ましていなさい」と勧告した。

 教会を敵から守るのは神の御言葉である。私たちは聖書の教えを正しく学び、正しく教えなければならない。教会を私物化してはならない。神の御言葉にゆだねることを学びたい。


3.牧者の心


 パウロは三年間、夜も昼も涙を流して会衆を教え、同時に自らの生計のために働いた。「受けるよりも与える方が幸いである」という主イエスの教えを、彼は実践した。パウロは特に「弱い人たちを助けなければならない」と教えた。パウロは、自ら模範を示して、これに倣うようにと勧めたのである。

 パウロと長老たちは共に祈り、口づけのあいさつを交わして、別れを惜しんだ。

 

 私たちも、主の愛の内に守られて、共に「神の教会」を建て上げよう。