カナイノゾム研究室

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

「主の任命と派遣」使徒の働き26章9~23節

【金言】それは 彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって 御国を受け継がせるためである。 (使徒26:18)

 

1.パウロの忍耐

 

 パウロは、ローマ市民権を持っていたためエルサレムでは裁決ができず、ローマ軍の騎兵によってカイザリヤに移送された(23章)。ユダヤの主要な指導者たちも、パウロを追ってカイザリヤに来た。しかし、決着がつかず、パウロは約2年間ここで拘束された(24章)。

  その後、新たにシリヤ州総督に着任したフェストは、パウロに出廷を命じ、審理を再開した。だが総督は宗教問題がわからず、ガリラヤの領主アグリッパ2世に協力を求めた(25章)。パウロはここでも堂々と回心を証しした。

 

2.パウロの任命
 

 パウロは、かつてはユダヤ教の祭司長などから権限を託され、委任を受けて派遣され、イエスの弟子たちを迫害していた。ところが、パウロはダマスコ城外でイエスと出会った。そして新たに、パウロはイエス・キリストから奉仕者・証人として任命されたのである。
 パウロに与えられた使命は、①ユダヤ人と異邦人の霊の目を開いて、②彼らを暗闇から光へ、サタンの支配から神の支配へと移し、③イエス・キリストを信じる信仰によって、④彼らの罪が赦され、⑤聖徒の群に加えられて神の国を受け継ぐことであった。

 

3.パウロの派遣

 

 パウロは、人の権威によってではなく、主御自身によって派遣された。彼は与えられた使命を果たすべく、ユダヤ、シリア、地中海の島々、キリキア、ガリラヤ、アジア、マケドニア、ギリシアなどを駆けめぐってきたのである。

 ①パウロの宣教の中心的な内容は、イエス・キリストの受難と復活であり、彼は旧約聖書に基づいてそれを証言した。②パウロは人々に、「悔い改めて神に立ち返り、悔い改めにふさわしい行いをするように」と教えた。このパウロの伝道・教育・牧会が、キリスト教の基本となったのである。
 

 私たちも今や主から任命を受けて、それぞれの持ち場に派遣され、使命を果たすべく生きている。もう一度、この基本を確認して、使命に生きよう!