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カナイノゾム研究室

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

「いやしの恵み」 使徒の働き28章1~10節

【金言】信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。(マルコ16:17~18)

 

1.人の助け

 

パウロ一行が乗った船は、クレテ島を出航した後、嵐に巻き込まれて14日間漂流した。そして、マルタ島に漂着した。船は浅瀬に乗り上げて壊れてしまったが、目的地イタリアのすぐ南に来ることができた。その場所は現在、聖パウロ湾と呼ばれている。

 

船の乗員は泳いだり、板切れに捕まったりして、なんとか全員が無事に上陸した。しかし、時は10月の末頃であり、冷たい雨と風に体が凍えた。すると、島の人々は火を焚いて、暖めてくれた。そして、彼らの家に招き入れて、もてなしてくれたのである。この島の住民はフェニキア系の入植者であり、ギリシア語ではなく、フェニキアの方言を話していた。

 

神は、神に仕える者を助けるために、人を備えてくださる。そして、その人にも神が豊かに報いてくださるのである。

 

あなたがたがキリストの弟子だからというので、あなたがたに水一杯でも飲ませてくれる人は、決して報いを失うことはありません。(マルコ9:41)

 

2.主のみわざ

 

パウロは柴をたばねて火にくべていたが、その柴に紛れていたマムシが這い出して、パウロの手に咬みついた。これを見た島の人々は、「この人は人殺しだ。海からは逃れたが正義の女神が彼を罰したのだ」と話し合った。ところが、パウロがマムシを振り落として何の害も受けないので、「この人は神様だ」と言い出した。

 

その近くに住んでいた首長ポプリオは、パウロたちを歓迎して、三日間手厚くもてなした。その時、ポプリオの父親が熱病と下痢のために寝込んでいた。山羊の乳に潜む細菌による熱病「マルタ熱」だろう。パウロは祈ってから、その父親の上に手を置いて、病を癒した。

 

それから島の病人たちがやってきて、病を癒してもらった。医者ルカも活躍したのだろう。パウロたちは島の人々から非常に尊敬され、感謝された。彼らはパウロ一行の旅に必要な物を用意してくれた。

この一連の出来事において、パウロが言葉によって伝道をした様子は見られない。パウロたちの態度や行いによって、生ける真の神が証しされたのである。

 

まことに主は生きておられる。主は、主に仕える人を様々な方法で守り、祝福してくださる。主に信頼せよ!