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カナイノゾム研究室

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

憲法の改正について

自民党憲法改正草案が、今回の選挙の一つの焦点として、話題になっています。

 

http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/116666.html

 

++ ヤバすぎだ、と話題に・・・自民党 日本国憲法改正草案対照表 2012版 ++

 

憲法の現行の規定では、「この憲法改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない」とされています(第96条)。

 

「三分の二以上の賛成」というのは容易なことではありません。それほど憲法は、国の命運にかかわる重大なものなのです。戦後67年もの間、日本が直接、戦争に加わることなく、やってこられたのは、平和憲法があればこそです。(正確に言えば、日本は朝鮮戦争に参戦していたのですが、それは公然の秘密として扱われています)。

 

ところが、小選挙区比例代表並立制小選挙区300議席比例代表200議席)が導入されたことによって、衆議院の勢力図は一気に塗り替わるようになりました。得票率は5割に満たないのに、議席数は3分の2以上を獲得する、ということが起こり得ます。それで憲法改正にまで進んでしまうというのは、重大な問題です。

 

自民党案では、両議院のそれぞれの議員の「過半数」で憲法改正の発議ができるようになります(第100条)。国の根幹である憲法の扱いを、そんなに軽くしてよいのでしょうか。

 

もちろん、日本社会や国際情勢の変化に合わせて、憲法を「改正」することは必要でしょう。自衛隊について憲法に明記することは、法治主義やシビリアン・コントロールの面からいって、良いことです。情報公開個人情報の保護など、高度情報社会への対応も必要です。危急の課題への対処は必要ですが、あわてて大事なものを変えてはいけません。

 

kanai.hatenablog.jp

 

この国の行方を左右するこの総選挙で、国民の良識が示されることを願います。