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カナイノゾム研究室

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

「生ける望み」ペテロ第一1:1~12

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【金言】神は、ご自分の大きなあわれみのゆえに、イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって、私たちを新しく生まれさせて、生ける望みを持つようにしてくださいました。(Ⅰペテロ1:3)

 

  1.神に選ばれ、贖われた人々へ

 

 この手紙は、使徒ペテロが、小アジアの各地に散っている信徒たちに送った回状である。紀元64年夏のローマの大火に続いて起こった、皇帝ネロによる迫害の初期に、ローマで書かれたものと思われる。
 当時、キリスト者は、ユダヤ人や異教徒から迫害を受けて、苦しめられていた。今後さらに、ローマ帝国による厳しい迫害が予想された。信徒たちが信仰に固く立って、この試練に対処できるようにと、ペテロは祈りを込めて、この手紙を書き送ったのである。
 彼らが神によってどのような者とされているのか、キリスト者としてどのように歩めばよいのか、ペテロは整理して教えている。我々キリスト者がイエスをキリストと信じて救われたのは、神の一方的な選びと恵みによることである。それゆえ、心の目を高く上げて、神の大いなる計画に思いを馳せるように、とペテロは諭す。

 

  2.生ける望み

 

イエス・キリストは、宇宙が生まれる前からおられる永遠の神である。ところが、キリストは、この終わりの時代に、私たちを救うために、ひとりの人間となってこの世に現れてくださった。キリストがこの世で受けた苦難と死、それに続く復活・高挙の栄光について、旧約時代にすでに、キリストの御霊が預言者たちに証ししていた。聖書はこの奥義を記した神のことばである。
ペテロは、地上を歩まれたキリストを直接体験した。それゆえ彼は次世代の信徒たちにキリストを証しした。この福音によって、私たちは生ける望みを抱く。
キリストが再び来られる時、すべての人が神の審判を受ける。それぞれの人生の精算が行われる。試練に耐えて、忠実に主に従うならば、その時、私たちは大きな喜びをもって神から報奨を受け取るだろう。私たちには、朽ちることも消えることもない相続財産が天にある。
神は強き力をもって、私たちをどこまでも護衛してくださる。希望を抱いて、喜び躍りつつ、聖なる神の民として歩み続けよう。