カナイノゾム研究室

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

「滅びの奴隷」第二ペテロ2:12〜22

【金言】彼らは、むなしい大言壮語を吐いており、誤った生き方をしていて、ようやくそれをのがれようとしている人々を肉欲と好色によって誘惑し、その人たちに自由を約束しながら、自分自身が滅びの奴隷なのです。 (ペテロの手紙第二 2:18~19)

 

  1.理性のない動物と同じ

 

聖書は、人間の罪の現実を、割引なく明確に示す。ここでは、偽りの教えを説く異端の教師たちの恐るべき実態がさらされている。彼らは<理性のない動物と同じ>であり、その教義・倫理・言動は道理を外れていた。

 

<彼らは昼のうちから飲み騒ぐことを楽しみと考えて>いた。当時、教会では日曜の晩に、信徒が食事を持ち寄って、聖餐と愛餐を行っていた。彼らは<いっしょに宴席に連なるときに自分たちのだましごとを楽しんでいる>。聖なる愛餐の交わりを汚して憚らないのである。まさに彼らは<しみや傷のようなもの>であった。

 

  2.動物よりも悪い

 

<その目は淫行に満ちており>、彼らは信徒を姦淫の対象と見ていた。未熟な<心の定まらない者たちを誘惑し>たのである。彼らは、神の怒りを受けるべき<のろいの子>である。その問題の根本は、彼らがキリスト教の<正しい道を捨ててさまよって>いることにある。

 

かつて預言者<バラム>はモアブの王バラクの誘惑に惹かれて、イスラエルをのろうことを決心し、バラクのもとへ向かった。その時、<ものを言うことのないろばが、人間の声でものを言い、この預言者の狂った振舞いをはばんだ>(民数記22章)。人は堕落すると、動物よりも悪い存在となってしまう。

 

  3.滅びの奴隷

 

偽教師たちは<むなしい大言壮語を吐いており、誤った生き方をしていて、ようやくそれをのがれようとしている人々を肉欲と好色によって誘惑し、その人たちに自由を約束しながら、自分自身が滅びの奴隷>であった。彼らの説く「自由」は、罪と悪の力からの自由ではなくて、<義の道>である神の律法からの自由であった。

 

<主であり救い主であるイエス・キリストを知ることによって世の汚れからのがれ、その後再びそれに巻き込まれて征服されるなら、そのような人たちの終わりの状態は、初めの状態よりももっと悪いものと>なる。<彼らに用意されているものは、まっ暗なやみ>である。