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カナイノゾム研究室

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

俳句集(自作)

 ✿❀✿ 春 ✿❀✿

雪溶けて 顔を覗かす 蕗の薹フキノトウ

雪解けの 冷たき水も 春歌う

三笠山 覆う 若草 春は来ぬ

春風よ 今年は何を 運ぶのか

桜散る 葉桜もまた 桜なり

梅雨に濡れ なお艶やかな 紫陽花(あじさい)よ

紫陽花の 色は変われり 夏近し


 ✿❀✿ 夏 ✿❀✿

梅雨が明け 天然サウナの夏 本番

窓二つ 開ければ 通る 風の道

風止まり 扇風機にて 風起こす

蝉時雨(せみしぐれ) 命果つまで 鳴きに鳴け

天焦がし 水面(みなも)を染める 大花火

天高く 大輪の花 咲きて 消ゆ

花火尽き かすかに吹くは 秋の風

涼風に 夏の疲れも 癒されり 

コオロギが 晩夏を告ぐる そう残暑?


 ✿❀✿ 秋 ✿❀✿

夏過ぎて 秋来たるべし 梨 豊潤

頬染めて 君の食すは 姫林檎

姫林檎 頬張り笑う 林檎姫

甘酸っぱい 林檎の思い出 蜜は消ゆ

嵐過ぎ 秋の夜風に ひと震い

「お~っ、さむ、さむ」 たき火を囲む 人ぬくし

枯れ葉燃え 焦げ皮剥きし 芋甘し

たき火消え 寒風すさぶ 散歩道

ああ、空も 時雨(しぐ)れて 君の 死を惜しむ


 ✿❀✿ 冬到来 ✿❀✿

立ちのぼる 汗か 吐息か 乙女たち

冴ゆる夜に 霜踏み急ぐ わが家路

足当たり 心通ぜし 掘りごたつ

鍋焼きで 励ます母も 夜なべかな

鍋底の 焦げしうどんぞ 香ばしき

鍋焼きの 匂いに覚ゆ 北の郷(さと)

蒲団干し 夜も日だまり 楽しめり

出で難し 蒲団の温み 時忘る

枯れ葉舞う 野に 艶やかな 寒椿

紅く燃え 枯れ野 彩る 寒椿

医師 教師 牧師 走るが「師走」かな


 クリスマス

導きの 星を覚ゆる イブの空

闇深く 朝日輝く 時近し

静けき夜 天使の歌ぞ 野に響く

いざ参らん 生まれし御子は メシアなり

東国の 異教の博士 主に見ゆ


 ✿❀✿ 年末年始 ✿❀✿

鐘突きて 和尚が仕える 年の暮れ

「紅白」を 最後まで見て 朝寝坊 

初日の出 拝みゃせんけど 見たいぞな

せち辛き 世を慰むる おせち愛

蒲団にて 夕陽を眺む 寝正月

凍る野で 七草摘みて 粥煮れり

懐かしや 母の作りし 七草の粥

七草の 粥の青さに 春覚ゆ


 ✿❀✿ 真冬から春へ ✿❀✿

美しく 恨めしくもあり 大雪ぞ

冴えわたる 月の光に 照る樹氷

桶凍る 春の陽恋し 大寒

日は明かく 雪なほ深き 大寒

暗き夜も 大寒過ぎて 縮まれり

しんしんと しばれる仮り屋 春遠し

雪積もる 小枝に 若芽 出で育つ

 

 

 

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