カナイノゾム研究室

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

放射能汚染は3月15日午後から先が問題だった!

昨夜、NHKが、福島第一原発の衝撃的な情報を「NHKスペシャル」とニュースで公開しました!


NHKスペシャル|メルトダウン File.5知られざる大量放出

NHKオンデマンド | NHKスペシャル メルトダウン meltdown File.5 知られざる大量放出

 

 


危機後の大量放出で汚染深刻化 NHKニュース


政府など公的機関による福島第一原発事故の事故調査はこれまで、1号機から3号機まで3つの原子炉が次々にメルトダウンした3月15日午前中までを重点的に分析してきました。

しかし、日本原子力研究開発機構の分析によれば、3月15日午前までに放出された放射能は、3月末までの放出量の25%に過ぎず、3月15日午後から2週間余りの間に、75%を占める大量の放出が続いていたことが分かったのです。

放射性物質の大量放出が長期化したために、大熊町双葉町の高濃度の汚染や、3月末の首都圏での飲料水の汚染など深刻な事態が引き起こされました。

国民の健康と生命と生活に直接関わるこのような情報は、できるだけ早く政府がきちんと公開し、国民に対する説明責任を果たす必要があります。事故から3年9か月も経ってから、こんなに重要な情報が明らかになったことに驚かされます!

ただし、それは意図的というよりも、実際的な能力の問題でしょう。この原発事故に関わる東電社員や科学者、技術者、政治家、役人などはみな、これを意図的に隠したわけではなくて、本当に放射性物質の排出は3月15日午前中までが問題だと思い込んでいました。それが、この件に関して、さらに恐ろしい問題だと思います。

原発事故では想定外のことが多発します。原発は人間には制御しきれない魔物だ、と言ってよいでしょう。リスクが大き過ぎます。再稼働すると言っている原発は、万一の備えができているのでしょうか?

原発を停止しているために、電気料金が1割〜2割くらい上がる、と言われていますが、それくらいは「保険料」と思って負担する方が良いのではないでしょうか。

原発は短期的にはコストが安いように宣伝されますが、外部不経済を計算に入れたら、決して安くはありません。長期的に見るならば、原発廃炉・解体や放射性廃棄物の管理(いつまで続く?)、被爆者の医療費など、膨大なコストが発生します。住み慣れた土地と家と仕事と生活を失った人たちの損害は、お金だけでは計りきれません。

原子力エネルギーの利用を始めたことは、20世紀に生きた者たちの大きな責任として、後代の人々から問題視され、恨まれることでしょう。「後代」が存在するならば、ですが。

それにしても、この極めて重要な情報を、NHK衆院選が終わってから放送しました。なるほど! 道理で政府与党は総選挙を急いだわけですね!