カナイノゾム研究室

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

【1】結婚とは何か

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     幸せな結婚講座

―これから結婚しようとするふたりのために― 

       金 井  望

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第1回 結婚とは何か

第2回 結婚準備の実際

第3回 婚約式・結婚式の実際

第4回 新家庭の生活設計

第5回 夫婦のコミュニケーション

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     第1回 結婚とは何か

 

  序 あなたはなぜ結婚するのですか?(結婚の動機と目的)

 

 あなたはなぜ結婚したいのですか? 好きになったから? ひとりでさびしいから? 子供が欲しいから? 結婚にあこがれているから? みんながしているから? 親が勧めるから? 家庭の都合で? 仕事の都合で?

 結婚式は結婚生活のスタートです。何のために結婚するのか、結婚の目的がわからなかったり、それが正しいものでないとすると、結婚生活を継続し、幸せなものにしていくことは難しくなります。あなたの幸福な人生のために、結婚についてまじめに考え、学び、備えましょう。

 

  1 結婚は神が定められた制度です(結婚の土台)

 

・私たち人間はそれぞれこの世に「生まれて」きました。これは受け身の言葉です。人は誰も自分の意志で生まれてきてはいません。人は皆、生かされて生きているのです。

・あなたが生きていることにも、創造主の御意志と御計画があります(詩編139:13-18)。

・結婚という制度は、神が御目的をもって定められたものです。聖書によって私たちは結婚の正しい意味を知ることができます。

主なる神は言われた。

「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう」

こういうわけで、男は父母を離れて女と結ばれ、二人は一体となる。

(創世記2:18、24)

・結婚は、①婚姻(父母を離れる)②愛(結ばれる)③性(一体となる)の3要素から成ります。

・結婚は、私たちの主である神の御導きに従って、なされるべきものです。御心を祈り求め、この結婚は神の御心であると確信して進んでいきましょう。御心にかなうことならば、主があなたの心に平安を与えてくださるでしょう。

・人間は「神のかたち」に創られた特別な存在です(創世記1:26-27)。神に仕えて、神の栄光を表すために、人は生かされています(第一コリント10:31,33)。結婚にも、二人が共に神に仕え、キリストとの交わりの素晴らしさを証しするという意義があることを覚えましょう(エペソ5:22-33)。

この奥義は大きい。それは、キリストと教会とをさしている。(エペソ5:32)

 

  2 結婚はひとりの男性とひとりの女性の個人的な契約関係です(結婚の実質)

 

・人は独りでは生きていけません。助け手が必要です。結婚する二人は、互いに相手にとって唯一の特別な助け手となるように神に選ばれ、召されていることを確信すべきです。

・聖書によれば、結婚は、必ずしなければならないものでは、ありません。自ら進んで独身を選ぶことも、あって良いはずです。

母の胎内から独身者に生れついているものがあり、また他から独身者にされたものもあり、また天国のために、みずから進んで独身者となったものもある。(マタイ19:12)

・信仰が神と人との契約関係であるように、結婚もひとりの男性とひとりの女性の契約関係です。二人はそれぞれの自由な意志に基づいて自ら決断し、結婚に進みましょう。自分の感情も否定せず、大切にしましょう。

だから、二人はもはや別々ではなく、一体である。従って、神が結び合わせてくださったものを、人は離してはならない。(マタイ19:6)

・結婚式で二人は神の御前に誓約をします。結婚は、他の何ものによっても侵されてはならない、聖なる契約です。人はあやまちの多い者ですが、罪を赦され、清められた者として、共に主の御前に立ちましょう。

イエスは言われた、「わたしもあなたを罰しない。お帰りなさい。今後はもう罪を犯さないように」(ヨハネ8:11)

 ・夫婦は一体です。喜びも悲しみも分かち合って、共に祈りましょう。時間と場所と経験を共有する努力が、大切です。

 

  3 結婚は新しい家庭を築くことです(結婚の目標)

 

・結婚は原則として、精神的・経済的・生活的に父母を離れることのできる自立した人がするべきものです。ただし、事情によって、他の人の助けを必要とする場合もあります。

・親族との関係も大切ですが、家庭の独立性を損なってはなりません。家庭のことは何事でも、親兄弟・友人等に相談する前に、まず二人でよく話し合い、二人で責任をもって決定すべきです。

・結婚は新しい家庭を築く営みです。新家庭の短期・中期・長期の生活設計について話し合いましょう。

・子供が生まれ、子孫が繁栄することは、神の御計画の重要な一部分です。若いカップルは、そのために良い備えをしましょう。

神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ」(創世記1:28)

・創世記1〜2章のストーリーを見ると、神は一組の夫婦を結び合わされましたが、まだ子供はいません。それでも、その創造された世界は完全であり、この夫婦は十分な満足を得ていました。子供がいない夫婦も、決して不完全ではありません。また、養子をもらって育てるのも、良いことでしょう。

神が造ったすべての物を見られたところ、それは、はなはだ良かった。(創世記1:31)

これこそ、ついにわたしの骨の骨、わたしの肉の肉。男から取ったものだから、これを女と名づけよう。(創世記2:23)

・人生100年の長寿時代となりました。中高年で結婚をする方々も増えています。子育てを終えた夫婦も含めて、夫婦だけで暮らす生活を充実させていくことが、よりいっそう大切になっています。「アクラとプリスキラ」いや「プリスキラとアクラ」夫婦のように、共に仕事をして、共に伝道と教会のために労するのも、素晴らしい人生ではないでしょうか。

そこで、アクラというポント生れのユダヤ人と、その妻プリスキラとに出会った。(中略)

パウロは彼らのところに行ったが、互に同業であったので、その家に住み込んで、一緒に仕事をした。天幕造りがその職業であった。(使徒18:2,3)

それをプリスキラとアクラとが聞いて、彼を招きいれ、さらに詳しく神の道を解き聞かせた。(使徒18:26)