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わたしがいる。恐れるな。

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2018年1月7日 顕現後第1主日礼拝 説教
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【聖書朗読】マタイの福音書14章22〜33節

マタイ 14.1-36

【説教題】「わたしがいる。恐れるな」金井 望 牧師

【中心聖句】

しっかりしなさい。わたしだ。 恐れることはない。

(マタイ14:27)
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新約聖書 新改訳

新約聖書 新改訳

 


2018年1月7日礼拝説教

【説教要旨】

  1.独り山で

 パンの奇蹟を見た群衆は、イエスこそ彼らが期待するメシアであると思い、イエスを王として独立運動が起こることを熱望した(ヨハネ6:15)。そのため主イエスは<弟子たちを強いて舟に乗り込ませて、自分より先に向こう岸へ行かせ>、群衆を解散させた。そして主は天の御父に祈るため、独りで山に登った。日が没しても、イエスはまだ山に独りでおられた。

  2.わたしがいる。恐れるな。

 弟子たちの舟は陸から数キロ離れた所で、向かい風に悩まされ、漕ぎあぐねていた。イエスはそれをご覧になった。そこでイエスは山を下り、湖の水面を歩いて、弟子たちのところに行かれた。時は夜明け前であった。

 <弟子たちは、イエスが湖の上を歩いておられるのを見て、「あれは幽霊だ」と言って、おびえてしまい、恐ろしさのあまり、叫び声を上げた。しかし、イエスはすぐに彼らに話しかけ、「しっかりしなさい。わたしだ。恐れることはない」と言われた>。

「わたしだ」という言葉はギリシア語で「エゴー・エイミ」と言い、出エジプト3:14に記されている神「主」の自己顕現の言葉であった。「わたしは有って有る者」。

  3.主の力強い御手

 ペテロは言った。「主よ。もし、あなたでしたら、私に、水の上を歩いてここまで来い、とお命じになってください」。イエスは「来なさい」と言われた。そこで、ペテロは舟から出て、水の上を歩いてイエスのほうに行った。ところが、風を見てこわくなり、沈みかけたので叫んだ、「主よ。助けてください」。 イエスはすぐに手を伸ばして、彼をつかんで言われた。「信仰の薄い人だな。なぜ疑うのか」。

 ふたりが舟に乗り移ると、風がやんだ。舟の中にいた者たちは「確かにあなたは神の子です」と言って、主を礼拝した。

 主イエスは実に不信仰な私たちを赦し、忍耐し、救いの御手を伸べてくださる。私たちに全き信頼を与えるために訓練し、励ましてくださる。ただ主イエスを見つめて従っていこう。