ニューヨーク市立大学の理論物理学教授 ミチオ・カク氏いわく
われわれは、宇宙的知的存在が創造し形成した法によって支配されている、ある計画の中に存在しているのであって、偶然に存在しているのではない。これははっきりしている。
最終的結論は、神が数学者であるということです。神の意志は宇宙的音楽、11次元の超空間を通って鳴り響く弦楽器の音楽だということなのです。
この宇宙と地球の生物が、計り知れないほど高度な知性とエネルギーと美的感覚によって創造されたことは、多くの科学者が認めています。たとえば、遺伝子が偶然に生まれるとは考えられません。
聖書は次のように教えています。
はじめに神が天と地を創造した。(創世記1:1)
天は神の栄光を物語り
大空は御手の業を示す。
昼は昼に語り伝え
夜は夜に知識を送る。
話すことも、語ることもなく
声は聞こえなくても
その響きは全地に
その言葉は世界の果てに向かう。(詩編19:2-5 新共同訳)
あなたは、わたしの内臓を造り
母の胎内にわたしを組み立ててくださった。
わたしはあなたに感謝をささげる。
わたしは恐ろしい力によって驚くべきものに造り上げられている。
御業がどんなに驚くべきものか
わたしの魂はよく知っている。
秘められたところでわたしは造られ
深い地の底で織りなされた。
あなたには、わたしの骨も隠されてはいない。
胎児であったわたしをあなたの目は見ておられた。
わたしの日々はあなたの書にすべて記されている
まだその一日も造られないうちから。(詩編139:13-16 新共同訳)
万物の創造者なる「神」(God)は、いわゆる Something Great 以上の「存在」です。
宗教が持つ道徳システムというのは非常に重要だと思います。私たちは子どもたちを宗教的な方法で育てました。(妻の)メリンダが行き、私も参加していたカトリック教会に子どもたちも行きました。私はとても運が良かったので、世界の不公平をなくす責任があると思っています。これは宗教的信条の一種です。最低限の道徳的な信条ということです。
「私は有って有る者だ」と自らを啓示した神「主」 YHWH は、道徳律と心を持つ「人格者」です。人間が神の Persona(ペルソナ) に似せて造られたのですから、「人格」と言うのは変ですけれどーー。
「神は愛である」と聖書は教えています。愛が神の本質であるならば、万物が創造される前、すなわち時さえ存在せず、神だけが存在しておられた「初めに」すでに、愛という人格的な交流が存在していたはずです。すなわち、一者なる神において、父・子・聖霊という三つの Persona(ペルソナ) が存在し、愛すなわち人格的な交流が存在していたのです。
人間が「神の像」に造られた主な目的は、私たちが神に愛されて、神を愛することであり、私たちが互いに愛し合うことです。