KANAISM BLOG ー真っ直ぐに行こうー

聖書のメッセージやキリスト教の論説、社会評論などを書いています。

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

地球温暖化問題の検証

この7月にグリーンランドで、ほぼ全域の氷床が融解しました。高気圧が覆って、暖かい空気が通ったことが原因と思われます。厚い氷床の大部分は残っており、再び凍結が始まっているようです。 こうした現象は、ほぼ150年に1度の割合で起こっており、今回も…

「牧者の心」 使徒の働き20章28~38節

【金言】聖霊は、神がご自身の血をもって買い取られた神の教会を牧させるために、あなたがたを群れの監督にお立てになったのです。(使徒20:28) パウロがエペソ教会の長老たちに語った告別説教から、今回は「牧会」について共に学びたい。 1.牧者の任命 教…

創造論と進化論の違いについて

「初めに神が天と地を創造された」(旧約聖書 創世記1:1) 「神を信じるなんて科学的じゃない。神がいるなら、科学的に証明してみせてよ」。 このような科学万能・科学絶対の科学信仰を持つ人が、今だに日本では少なくないようです。しかし今日、世界人口の…

人類の起源について

最近の人類学の研究の成果を、そのほんの一部ですが、簡単にメモとしてまとめます。この分野は私の専門ではありませんが、何か参考になれば幸いです。 【参考文献】溝口優司『アフリカで誕生した人類が日本人になるまで』ソフトバンク新書(2011) 生物学の…

私の韓国(人)観を変えたもの

筆者は、ずいぶん前から学校・職場・教会などで、韓国人の方々と交わりがある。韓国に旅行したこともある。「冬のソナタ」も、ちょっと見た。しかし、なぜ多くの日本人が韓流にハマるのか、理解できなかった。「日本にもええ男はおるやないか」という嫉妬心…

「伝道者の心」使徒の働き20章17~27節

【金言】ユダヤ人にもギリシヤ人にも、神に対する悔い改めと、私たちの主イエスに対する信仰とをはっきりと主張したのです。(使徒20:21) パウロの第3回宣教旅行は終盤を迎える。 パウロは、エペソを中心として小アジアの各地で、3年ほど宣教活動を行った…

エコノミーとエコロジー ー脱原発の経済社会システム構築に向かってー

大飯原発の再稼働が始まり、脱原発を訴える市民のデモが、東京を中心として盛んになりました。しかし、「それだけでは強大な政治権力を動かすことができないのではないか、かつての安保闘争やチェルノブイリ後の反原発運動のように、この運動もしぼんでいく…

坂本龍一氏の名演説(2012年7月16日、東京・代々木公園)

【参照】http://www.youtube.com/watch?v=EiKFO190IEw&feature=youtu.be 皆さん、こんにちは。 今もこちらにたどり着くのが非常に困難で、それほどの人並みです。4階以上あるそうなんですが、それもみんな人で埋まっているという。。。 ちょうど思い起こせ…

「主イエスの御名によって」使徒の働き19章1~20節

【金言】みな恐れを感じて、主イエスの御名をあがめるようになった。 (使徒19:17) 宣教は霊の戦いである。その実例をパウロのエペソ宣教から学びたい。 1.主イエスの御名によるバプテスマ パウロはエペソに来て、まず主の弟子たちに、「信仰に入ったとき…

ネットとマンガとキリスト教

20世紀の末からインターネットが著しく発達して、旧来のメディアでは情報発信がなかなかできなかった一般の人々が、手軽に多数の人々に向けて情報発信ができるようになりました。これはグーテンベルグの印刷に匹敵するような革命的変化です。インターネット…

タイとカンボジアの孤児救済・養育を支援するNPO法人 a cup of water 福原正孝氏の証詞

【 a cup of water 紹介映像】 https://www.facebook.com/photo.php?v=597726713597091&l=5378633428602083947 【 a cup of water 公式サイト】 http://www.acupofwater.jpn.org/ 【NPO法人 a cup of water 福原正孝氏の証詞】 (2012年7月8日 神戸大石教会…

【推薦書】池上彰「そうだったのか!」シリーズ(文庫版)、他

これは皆様よくご存知でしょう。NHKを中心にジャーナリスト生活を40年近く続けてきた池上氏ならではの傑作! ベストセラーシリーズです。・重要な情報が正確に書かれている。・コンパクトにまとめられていて、読みやすい。・ 箇条書きではなくて、ストー…

「宣教のネットワーク」使徒の働き18章18~28節

【金言】兄弟たちは彼を励まし、そこの弟子たちに、彼を歓迎してくれるようにと手紙を書いた。(使徒18:27) キリスト者は共に生きる者として神に召されている。その幸いを味わいたい。 1.教会をつなぎ合わせるパウロ パウロはコリントで1年6か月間伝道…

自治会町内会と神社とキリスト者

日本の地域社会には自治会や町内会という住民の自治組織があります。名称はその他にも、町会、住宅管理組合等、様々ありますが、基本的な性格は同じです。筆者は、横浜市の職員をしていた頃に2年間、自治会町内会に関する業務を担当したことがあります。日…

今、我々が為すべきこと —大飯原発再稼働にあたって—

大飯原発の再稼働が始まり、今、国論が二分している。また、民主党が分裂して、日本の政治はまた流動化し始めている。この時局において、我々が為すべきことを数点、指摘したい。 1.的確な情報を収集しよう まず、的確な情報を収集することが大切だ。一部…

最近買った本

孫正義のエネルギー革命 (PHPビジネス新書)作者: 自然エネルギー財団出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2012/06/19メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 日本の電力 そんな秘密があったのか! (青春文庫)作者: ライフ・リサーチ・プ…

ロックミュージックのプロテスト精神について

U2 ボーカル、エレキギター、ベースギター、ドラムスなどによって奏でられるロックミュージック(ロック)は、現代の代表的な音楽の一つです。インパクトの強いメロディーとリズムを特徴としますが、歌詞にもメッセージ性のあるインパクトの強いものが多く見…

「語り続けよ」使徒の働き18章1~11節

【金言】恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。 わたしがあなたとともにいるのだ。 (使徒18:9~10) 1.同労者と共に パウロはアテネを去ってコリントに行った(50年秋)。この町は交通の要衝として栄え、アカイア州の首都であったが、偶像崇拝…