KANAISM BLOG ー真っ直ぐに行こうー

聖書のメッセージやキリスト教の論説、社会評論などを書いています。

パウロ

キリスト者の聖潔について(マルティン・ルターの著作より)

わたしたちの主であり師であるイエス・キリストが、「悔い改めよ……」[マタイ4・17]と言われたとき、彼は信ずる者の全生涯が悔い改めであることを欲したもうたのである。(ルター『贖宥の効力を明らかにするための討論』提題一、) この悔い改めは、キリ…

「信仰義認」 ガラテヤ人への手紙2章1~21節

【金言】人は律法の行いによっては義と認められず、ただキリスト・イエスを信じる信仰によって義と認められる、ということを知ったからこそ、私たちもキリスト・イエスを信じたのです。(ガラテヤ2:16) 1.無割礼の人々に与えられた福音 パウロは回心後3…

「キリストの福音にとどまれ」 ガラテヤ人への手紙1章1~24節

【金言】 私が宣べ伝えた福音は、人間によるものではありません。 ただイエス・キリストの啓示によって受けたのです。 (ガラテヤ1:11、12) 今日からしばらく 「ガラテヤ人への手紙」を共に学んでいきたい。この手紙については諸説あるが、49年頃にパウロ…

「ローマにて」使徒の働き28章16~31節

【金言】こうしてパウロは満2年の間、自費で借りた家に住み、たずねて来る人たちをみな迎えて、大胆に、少しも妨げられることなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストのことを教えた。(使徒の働き28:30~31) 1.聖書による証し パウロがローマに着い…

「いやしの恵み」 使徒の働き28章1~10節

【金言】信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。(マルコ16:17~18) 1.人の助け …

「元気を出しなさい」使徒の働き27章9~26節

【金言】元気を出しなさい。恐れてはいけません。神はあなたと同船している人々をみな、あなたにお与えになったのです。(使徒27:22、24抜粋) パウロは、いよいよカイザリヤを出航して、ローマに行くこととなった。59年の春か夏である。ローマ皇帝直属部隊の…

「主の任命と派遣」使徒の働き26章9~23節

【金言】それは 彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって 御国を受け継がせるためである。 (使徒26:18) 1.パウロの忍耐 パウロは、…

「イエスとの出会い」使徒の働き22章1~21節

【金言】あなたはその方のために、すべての人に対して、あなたの見たこと、聞いたことの証人とされるのですから。(使徒22:15) パウロはついにエルサレムに入城した。案の定、彼は神殿で群衆に襲われ、ローマの千人隊長に捕らえられた。パウロは千人隊長に…

「死を覚悟して」使徒の働き21章1~16節

【金言】私は、主イエスの御名のためなら、エルサレムで縛られることばかりでなく、死ぬことさえも覚悟しています。(使徒21:13) 私たちは、何のために生きて、何のために死ぬのか。パウロの言行からキリスト者の死生観を学びたい。 1.共に生きる喜び パウ…

「牧者の心」 使徒の働き20章28~38節

【金言】聖霊は、神がご自身の血をもって買い取られた神の教会を牧させるために、あなたがたを群れの監督にお立てになったのです。(使徒20:28) パウロがエペソ教会の長老たちに語った告別説教から、今回は「牧会」について共に学びたい。 1.牧者の任命 教…

「伝道者の心」使徒の働き20章17~27節

【金言】ユダヤ人にもギリシヤ人にも、神に対する悔い改めと、私たちの主イエスに対する信仰とをはっきりと主張したのです。(使徒20:21) パウロの第3回宣教旅行は終盤を迎える。 パウロは、エペソを中心として小アジアの各地で、3年ほど宣教活動を行った…

「主イエスの御名によって」使徒の働き19章1~20節

【金言】みな恐れを感じて、主イエスの御名をあがめるようになった。 (使徒19:17) 宣教は霊の戦いである。その実例をパウロのエペソ宣教から学びたい。 1.主イエスの御名によるバプテスマ パウロはエペソに来て、まず主の弟子たちに、「信仰に入ったとき…

「宣教のネットワーク」使徒の働き18章18~28節

【金言】兄弟たちは彼を励まし、そこの弟子たちに、彼を歓迎してくれるようにと手紙を書いた。(使徒18:27) キリスト者は共に生きる者として神に召されている。その幸いを味わいたい。 1.教会をつなぎ合わせるパウロ パウロはコリントで1年6か月間伝道…