KANAISM BLOG ー真っ直ぐに行こうー

聖書のメッセージやキリスト教の論説、社会評論などを書いています。

ガラテヤの人たちは私の子ども(ガラテヤ4:8-20)

2019年5月19日「ガラテヤの人たちは、わたしの子ども」ガラテヤ4:8-20 <説教要旨> 「ガラテヤの人たちは私の子ども」 金井 望 2019年5月19日 西岡本キリスト教会 (8) ところで、あなたがたはかつて、神を知らずに、もともと神でない神々に奴隷とし…

福音派と共産党の共闘?(4)

最近、筆者は、①小林多喜二の母・セキの一生を描く三浦綾子著『母』、②プロレタリア文学の金字塔・小林多喜二原作『蟹工船』劇画版、③高橋秀典著『聖書から見るお金と教会、社会』を読みました。 小林多喜二をはじめ、共産党に身を投じた人々の多くが求めた…

「社会運動」だぜっ!

社会運動2014.9 No.414 作者: 柄谷行人、上野千鶴子、津島佑子,港千尋 出版社/メーカー: インスクリプト 発売日: 2014/09/17 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 『社会運動』。この雑誌の編集主幹をしている澤口隆志さんには、大変お世話…

帝国主義と世界宣教

www.pewforum.org ピュー・リサーチ・センターの2011年の統計によると、世界には21億8千万人のキリスト教徒がいる。世界人口のおよそ3分の1がクリスチャンである。そのうちローマ・カトリックが半数で約11億人、プロテスタントは37パーセントで約8億人、…

福音派と共産党の共闘?

序、福音派と共産党の共闘?最近、共産党系の団体や人々と行動を共にする福音派のクリスチャンが多いことに、私は疑問を感じています。「たまたま共通の目標があったから、共闘しているんだ」ということなら理解できなくもないのですが、主張している内容や…

「霊交互助」「財布は一つ 骨は拾う」

*ここに書く文章は、あくまで私案・試案・思案です(夢想でないことを祈ります) 「霊交互助」「財布は一つ 骨は拾う」 これは、私たち日本イエス・キリスト教団が創立(1951年)以来、モットーとしてきた標語です。 私たちの教団の牧師・教師は皆、神戸・…

聖書のパノラマ -堀江優 画伯の作品集-

原罪 What is this thou hast done  あなたの手を、その子に下してはならない モーセ 敬虔者ヨブの改悛 悪病を癒された女弟子 放蕩息子 ラザロの奇跡 最後の晩餐 ペテロ[安井賞受賞作] この男に何の罪も見いだせない 十字架の救いにあずかった最初の人々 …

「救いが来た!」ルカの福音書19章1~10節

【金言】きょう、救いがこの家に来ました。この人もアブラハムの子なのですから。人の子は、失われた人を捜して救うために来たのです。(ルカ19:9〜10) 1.イエスが来る! エリコの町にザアカイという男がいた。<エリコ>は交通の要衝にあり、果物が豊…

福音を安売りしてはならない!

聖なるものを犬にやるな。また真珠を豚に投げてやるな。恐らく彼らはそれらを足で踏みつけ、向きなおって、あなたがたにかみついてくるであろう。(マタイ7:6) 物事の価値は、わかる人にはわかるし、わからない人にはわからない。そういうものです。 キ…

「王なるキリスト」マタイの福音書2章1~8節

【金言】その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。そしてその家にはいって、母マリヤとともにおられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。(マタイ2:10~11) 約束された救い主が来られたにも関わらず、その時、このお方にお会いした者はわずかしかいなかった、…

経済に関する聖書の言葉(1)

主は、わたしたちのためにいのちを捨てて下さった。それによって、わたしたちは愛ということを知った。それゆえに、わたしたちもまた、兄弟のためにいのちを捨てるべきである。 世の富を持っていながら、兄弟が困っているのを見て、あわれみの心を閉じる者に…

フィリピン・ネグロス島の話 01

20年ほど前に、筆者がフィリピンのネグロス島で、神父や農業労働者、子どもなどから聞いた話を総合して、紹介します。(簡単・大雑把ですが)。 ☆ ☆ ☆ スペインから来た侵略者と彼らに結託した地元の有力者たちによって、農地が独占され、農民は土地無し日雇…

「死後の報い」ルカ16:19-31

【金言】しかし、今ここで彼は慰められ、おまえは苦しみもだえているのです。 (ルカ16:25) 神は人に永遠を思う心をお与えになった(伝道者の書3:11)。そのため人は死後の世界に思いを馳せるが、世に流通する誤った知識に翻弄されやすい。私たちは聖書の…