タイとカンボジアの孤児救済・養育を支援するNPO法人 a cup of water 福原正孝氏の証詞
【 a cup of water 紹介映像】
https://www.facebook.com/photo.php?v=597726713597091&l=5378633428602083947
【 a cup of water 公式サイト】
http://www.acupofwater.jpn.org/
【NPO法人 a cup of water 福原正孝氏の証詞】
(2012年7月8日 神戸大石教会・主日礼拝にて)
タイ北部の山岳地帯には、ミャンマーやラオスから移住してきた少数民族がいます。彼らはタイの国籍が与えられておらず、医療や福祉など国のサービスを受けることができません。
タイ政府によって伝統的な焼畑農業が禁止されたため、この人々は山奥のやせた土地で極貧の生活をしています。彼らはタイ語を話せないため、町で働いて現金収入を得ることができません。
そのような絶望的な状況の中で、「子どもに良い仕事を紹介するから」と話を持ちかけられ、彼らは文字が読めないために騙されて、人身売買の契約書にサインをしてしまうのです。
タイでは、都会のスラムに暮らす子どもたちやストリート・チルドレンも、人身売買の脅威にさらされています。
アメリカ人の女性ローズさんは、1981年に宣教師としてタイ北部のチェンライという町に行きました。そこで幼い子どもたちがお金で売られているのを見て、3人の女の子たちを引き取り、母親代わりとなって育てることを決意しました。
彼女が始めたHappy Home は、お金で売られていく幼い子どもたちを保護するシェルターです。現在、Happy Homeの運営は非営利組織MMFが行っています。タイに孤児院4、乳児院1、カンボジアに孤児院1、計6つの施設を持っていて、0歳から19歳まで約150人が生活しています。
ここの子どもたちは100%クリスチャンになります。地震や洪水などの災害が起きた時には、大きな子どもたちが中心になって支援物資を届けたりしています。成人した人たちはホームを離れて、弁護士、自動車整備士、調理師、縫製業などの仕事をして自立しています。結婚して家庭を持っている人もいます。
ニューライフキリスト教会(大阪府島本町)の創立者、ケニー牧師がローズさんと友人であったことから、この教会の有志のメンバーが1993年からHappy Homeへの経済的支援活動を続けています。
タイやカンボジアには、助けを必要としている子どもたちが、まだたくさんいます。しかし、現状では船に乗れる人数が限られていて、おぼれていく子どもたちを救うことができません。より広く支援の輪を広げて、様々な活動を行う必要があります。
そのため、私たちは2008年にNPO法人 a cup of water を設立しました。私たちにできることは、コップ一杯の水にしかならない、小さな支援かもしれません。それでも、この支援が用いられて、心身を傷つけられ苦しんでいた子どもたちが、いやされて、明るく成長しています。(マタイ10:42)
a cup of water は会員になってくださる方を募集しています。会費は1か月一口1500円です。会員の方には、ニュースレターや事業報告書をお送りします。現地の訪問も行っています。詳しいことはホームページをご覧ください。
皆様のご協力・ご参加をよろしくお願いいたします。
【 a cup of water ホームページ】