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「主イエスの御名によって」使徒の働き19章1~20節

【金言】みな恐れを感じて、主イエスの御名をあがめるようになった。

                          (使徒19:17)

 

 宣教は霊の戦いである。その実例をパウロのエペソ宣教から学びたい。

 

1.主イエスの御名によるバプテスマ

 

 パウロはエペソに来て、まず主の弟子たちに、「信仰に入ったとき、聖霊を受けましたか」と尋ねた。聖霊は新生のしるしであって、キリスト者は皆持っているはずであるが、彼らは聖霊の存在すら知らなかった。彼らはアポロなどから不十分な知識しか受け取っていなかったのである。

 そこで、パウロが主イエスの御名によって洗礼を授けて、彼らの上に手を置くと、彼らに聖霊が下った。

 

2.主イエスの御名による力

 

 初めパウロはユダヤ教の会堂で宣教したが、ユダヤ人の反対に遭ったので、ツラノという人の講堂に移って、2年間、毎日、宣教を続けた。彼の弟子たちの活躍もあって、この間にアジア州全体に主の言葉が広まった。

 神はパウロを通して著しい奇跡を行われた。病人はいやされ、悪霊は追放されたのである。

 ところが、パウロを真似てイエスの名を唱えたユダヤ人の祈祷師たちは、悪霊に傷つけられて、ひどい目に遭った。

 

3.主イエスの御名による勝利

 

 これらのことを見聞きして、エペソの人々はユダヤ人もギリシア人もみな恐れを感じて、主イエスの御名を崇めるようになった。

 

 宣教の主体は主イエス御自身である。私たちは主のしもべとして、人ではなく、ただ主の御名が崇められることを求めよう。そうするならば、聖霊は豊かに働いて、人々を救って下さる。

 勝利の秘訣は「主イエスの御名」にある。信仰をもって主の御名を呼ぼう!