くに【国・邦】
1 国家。また、その占めている地域。国土。
2 地方。地域。
3 古代から近世までの行政区画。大化の改新によって定められ、明治維新まで続いた。
4 生まれ育った土地。郷里。故郷。
5 (主に、天(あめ)に対して)地。大地。
6 国府。また、そこの役人。
7 任国。領国。知行所。
8 国の政治。国政。
9 帝位。天皇の位。また、その政務。
こっ‐か【国家】
一定の領土とそこに居住する人々からなり、統治組織をもつ政治的共同体。または、その組織・制度。主権・領土・人民がその3要素とされる。
あいこく‐しん【愛国心】
自分の国を愛し、国の名誉・存続などのために行動しようとする心。祖国愛。
ナショナリズム〖nationalism〗
国家や民族の統一・独立・繁栄を目ざす思想や運動。国家主義。民族主義。国民主義。
こくみん‐しゅぎ【国民主義】
国民の人権や自由を尊重しつつ、民主的に国家を形成・発展させようとする思想・運動。ナショナリズム。
みんぞく‐しゅぎ【民族主義】
民族の存在・独立や利益また優越性を、確保または増進しようとする思想および運動。その極端な形は国家主義とよばれる。ナショナリズム。
こっか‐しゅぎ【国家主義】
国家を最高の価値あるもの、人間社会の最高の組織と見なし、個人よりも国家に絶対の優位を認める考え方。ナショナリズム。
こくすい‐しゅぎ【国粋主義】
自国の歴史・政治・文化などが他国よりもすぐれているとして、それを守り発展させようとする主張・立場。
ぐんこく‐しゅぎ【軍国主義】
軍事力の強化が国民生活の中で最高の地位を占め、政治・経済・文化・教育などすべての生活領域をこれに従属させようとする思想や社会体制。ミリタリズム。
ていこく‐しゅぎ【帝国主義】《imperialism》
政治・経済・軍事などの面で、他国の犠牲において自国の利益や領土を拡大しようとする思想や政策。狭義には、資本主義の歴史的最高段階として19世紀後半に起こった独占資本主義に対応する対外膨張政策。
*以上、『大辞林』から引用。