ヨーロッパのエコロジー運動には長い歴史がありますが、「赤と緑の連合」というポリシーを掲げる人たちが昔からいます。つまり、強力な国家権力によらなければ、エコロジーは進んでいかない、というのです。
ドイツでは1998年から2005年まで社会民主党と緑の党が連立政権を組んで、脱原発・風力発電・二酸化炭素削減など、エコロジー政策を推進しました。赤と緑の「連合」の有効性を示したと言えるでしょう。
私は、国家、企業、市民の3極がそれぞれの役割を果たしつつ協力していくことが、エコロジーには重要だと思っています。イデオロギーではなく、政治・経済のシステムのバランスが重要なのです。
社会主義と一口に言っても、いろいろな思想と形態があります。共産党による一党独裁の国々では、資本主義の国々よりも環境汚染がひどいということは、明らかな経験則です。
「絶対的な権力は絶対的に腐敗する」。これは環境問題にも大きく影響するんですね。公共政策においては国家に強力なリーダーシップが求められますが、同時に、国民が国家を監視・管理する民主主義的なシステムが必要です。
中国は、どうなっていくでしょうねぇ。。。
http://www.nicovideo.jp/watch/1359818243