政府与党が推進する平和安全法制=安全保障関連法案に反対するために、日本共産党を含めて野党は共闘を続けてきました。そして、この安保法制が可決・成立したことを機に、日本共産党は他の野党と選挙でも全面的に協力すると、発表しました。
安保法制反対運動においては、政党だけでなく、労働組合や市民団体など多くの集団が、党派やポリシーの違いを超えて共闘していました。そこにはキリスト者の集団も複数参加していました。これは今後、どうなるのでしょうか?
「秘密法に反対する牧師の会」と「戦争立法許すな」と、懇談//「ゆきとどいた教育求める」署名、国会提出行動に参加。 | こくた恵二site
我々キリスト者は、人を差別することなく、すべての人の人権と信仰の自由を尊重すべきです。だからこそ、我々キリスト者は、人権と信仰の自由を侵害する思想・運動・集団に反対します。
極右の復古主義や国粋主義に反対するのは理解できます。資本主義が生み出した矛盾も認めます。しかし、だからと言って、史的唯物論=共産主義の運動にくみするのは、振り子がフレ過ぎでしょう。
若い方々は「自分はそんなつもりでやっているんじゃない」とおっしゃるでしょう。確かにそうでしょう。けれど、勧誘や協力の依頼を受けていませんか? 気をつけてください!
問題は、運動が下火となった今です! いろいろな集団が無垢な(無知な?)若者たちを獲得すべく動いているでしょう。例えば、かつてテロを繰り返していた中核派は、勧誘活動に力を入れており、今や1000人以上メンバーがいるようです。
最近、福音派の牧師、神学教師、ジャーナリスト等の一部に、日本共産党に接近している人たちがいます。
たとえば、日本共産党が発行する「しんぶん赤旗」に、「クリスチャン新聞前編集長」が写真入りで登場し、共産党に同調するかのごとき現政権に対する批判を展開しています。
この問題は個人的・私的な性格のものではなくて、日本のキリスト教ソサエティー、とりわけ福音派に属するすべての人に影響が及ぶ共同体的・公的な問題です。
実際、国政選挙や地方選挙において、共産党の候補者の選挙カーに乗って、応援演説をしているクリスチャンの方々がいます。また、共産党の候補者に投票してほしい、とクリスチャンの友人知人に電話がけをしている福音派のクリスチャンの人たちがいます。
根田さんが意図されたことではないかもしれませんが、この新聞記事も実際に、「福音派と共産党の共闘」を容認する、あるいは後押しする効果を持っている、と私は考えます。
明らかに日本共産党は戦略的にキリスト者・キリスト教会を利用しています。
日本人への宣教と日本の教会の牧会に大きなつまずきの石となるので、このような行為は慎んでいただきたく願います。
ameblo.jp
日本共産党は近年、ソフト路線をとっていますが、社会主義革命をめざすマルクス・レーニン主義を捨てたわけではありません。マルクス、エンゲルス、レーニンの説く共産主義は、キリスト教に反対する唯物史観に基づく運動です。
「マルクスとサタン」リチャード・ウォンブランド
http://www.millnm.net/qanda3/marxandsatan.pdf
20世紀に、共産党が支配した国では、キリスト教徒は激しく迫害されました。今も中国で、政府によるキリスト教会の大迫害が起きています。
中国が台湾や沖縄を支配したら、その地のキリスト者は自由に活動できません。万一、北朝鮮が韓国を征服したら、もっとひどい事態となるでしょう。日本が米国と共に集団的自衛権を行使して、中国や北朝鮮の侵攻を抑止するのは、良いことではないでしょうか。
kanai.hatenablog.jp
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