(注)この記事は日本バプテスト同盟発行『JB』2021年11月号に掲載予定の原稿に多少手を加えたものです。
4月1日から門真キリスト教会で牧会の任に就かせていただいた金井 望(かない のぞむ)と申します。自己紹介をさせていただきます。
私は牧師家庭に生まれ育ちました。私の信仰のルーツは、英国の超教派のミッション・日本伝道隊(JEB:Japan Evangelistic Band)と米国フリーメソジスト教会の日本宣教にあります。母方の祖父・濱口龍太郎が日本伝道隊湊川伝道館(神戸)で入信したのは1906年(大正13年)のことでした。
母方の祖母と父はフリーメソジスト教会で入信しました。父・金井由信は日本イエス・キリスト教団の教職として、八幡福音教会(滋賀県近江八幡市)、札幌美園教会(現・札幌羊ヶ丘教会)、明石人丸教会で牧師を務め、関西聖書神学校の教授を長年務めました。私は8人きょうだいの5番目として育ちました。8人のうち6人がキリスト教の牧師・教師・宣教師をしてきました。
日本自由メソヂスト教団 宣教開始124周年:布施源氏ヶ丘教会
私は中学1年のクリスマスに札幌美園教会で信仰を告白して、バプテスマにあずかり、中学2年から高校3年まで明石人丸教会に連なりました。
大学時代は荻窪栄光教会(森山諭牧師の時代)に通いました。また千葉大学キリスト者の会や関東地区キリスト者学生会で、教派を超えたキリスト者の交わりに加わり、学内・ブロック・地区でリーダーを務めました。大学の専攻は経済学です。
大学卒業後、横浜で3年間は生活クラブ生協職員として、5年間は横浜市職員(行政職事務吏員)として働き、家庭を築きました。その頃は会衆制福音派の長津田キリスト教会(油井義昭牧師の時代。現在は日本福音キリスト教会連合 JECA に所属)に連なりました。
長津田キリスト教会 | Nagatsuta Christ Church
その後、私は30歳の時に献身して関西聖書神学校で学び、日本イエス・キリスト教団で伝道者としての歩みを始めました。それは主イエス・キリストが私をお召しになったので、単純にお応えしたのです(ルカ9:57-62)。
幌向小羊教会(北海道岩見沢市)で5年間、開拓伝道に従事し、鎌倉深沢教会で3年間牧会した後、神戸ルーテル神学校で神学修士課程(M.Div)の学びをしました。その始めの2年間に、日本バプテスト連盟の明石バプテスト・キリスト教会と神戸新生バプテスト教会で定期的に説教のご奉仕をさせていただきました。
明石バプテストキリスト教会 - akashibap ページ!
日本バプテスト連盟 神戸新生バプテスト教会 - 神戸新生バプテスト教会
その後7年間、神戸大石教会で牧会をしましたが、主のお導きにより2019年3月に教団を退職して、日本バプテスト同盟西岡本キリスト教会に転会させていただきました。西岡本では信徒の皆様との良き交わりにあずかりつつ、藤岡荘一牧師からバプテスト教会の実践について具体的にご教授いただきました。
転会後2年間は、客員教師として関西部会の10教会で説教のご奉仕をさせていただきました。また藤井勇次師(山下教会)から同盟の規則と制度についてご教授いただき、井上正之師(日ノ本教会)からバプテストの歴史と信仰についてご教授いただきました。
学んだことを深めて、「日本バプテスト同盟のルールと運営」、「バプテスト教会のDNA」という2本のレポートにまとめ、2020年10月に同盟教師基礎資格の認定をいただいた次第です。
私が実感したバプテストの素晴らしい特徴は、同盟の要職にある方々を含めて牧師が謙遜であること、個別教会が独立し自律していること、そして、信徒の主体性が確立していることです。
冒頭の写真は今年6月27日、牧師就任式の時に撮ったものです。家族ともども末永くよろしくお願いいたします。