

日本バプテスト同盟 門真キリスト教会
2026年2月8日 主日礼拝 説教 金井望牧師
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「いざローマへ」(使徒言行録28章1〜16節)
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【聖書テキスト】
使徒 28.1-31
【中心聖句】
パウロは彼らを見て、神に感謝し、勇気づけられた。(使徒28:15)
【説教要旨】
1.親切な人々
パウロ一行が乗った船は漂流して、マルタ島の沖に漂着した。そこは現在、「聖パウロ湾」と呼ばれている。船は浅瀬に乗り上げて壊れた。乗員は全員、岸まで泳いで、なんとか無事に上陸した。時は11月であり、冷たい雨と風に彼らの身は凍えた。
すると、この島に古くから入植していたフェニキア系の住民が、彼らに大変親切にしてくれた。たき火を焚いて彼らを暖め、家に招き入れてくれたのである。
神は異教徒や信仰の無い人たちをも用いて、私たちキリスト者を助けてくださる。
2.主のいやしのわざ
一行がたき火にあたっていた時に、パウロが薪を火にくべると、その中からまむしが出てきて、彼の手に咬み付いた。住民は、ギリシア神話の正義の女神ディケーが彼を罰したのだ、と思った。しかし、パウロがまむしを振り落として、何の害も受けないので、今度は住民が「この人は神だ」と言い出した。
主イエスは弟子たちにこうおっしゃった。「蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を、わたしはあなたがたに授けた。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つない」(ルカ10:19)。「手で蛇をつかみ、また、毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば治る」(マルコ16:18)。パウロも主イエスの権威と力によって守られていたのである。
その後、近くに住んでいた島の長官プブリウスがパウロたちを歓迎して、三日間、手厚くもてなしてくれた。彼の父親が熱病と下痢で苦しんでいたため、パウロはその父親に手を置いて祈り、病をいやした。パウロが他の病人たちもいやしたので、島の人々から大変感謝された。人々はパウロ一行に必要な物を持ってきてくれた。
神は今も、選び遣わした者たちを最後まで守ってくださる。そして神は私たちを通して周囲の人々にも祝福を与えてくださる。
3.信仰の兄弟姉妹の交わり
それから3か月間、パウロの一行はマルタ島で冬を越した。春になって船便が再開されたので、彼らはイタリアに渡っていった。プテオリに入港すると、パウロたちはその町で信仰の兄弟姉妹たちを見つけ、7日間そこで交流を楽しんだ。
そこから一行がローマに向かって陸路を進むと、ローマの兄弟たちが途中の町々まで迎えに来てくれた。パウロは彼らと会ったことを、神に感謝し、勇気づけられた。
こうしてパウロはローマに到着し、一軒の家に幽閉されることとなる。一緒に困難な旅を乗り越えてきた弟子たちやローマの兄弟姉妹たちの存在が、パウロには大きな慰めとなり、励ましとなり、助けとなった。
私たちも主にある兄弟姉妹の交わりを大切にして、困難を乗り越え、宣教を進めていきたい。



