「イエスの権威」ルカの福音書4章31~44節
【金言】人々は、その教えに驚いた。そのことばに権威があったからである。(ルカ4:32)
いつの時代にも人の一生は戦いの連続である。信仰生活にも戦いがある。私たちはどうすれば勝利していけるのか。信仰の創始者である主イエスに学びたい。
1.権威ある言葉
イエスはガリラヤ湖畔の都市カペナウムを拠点として宣教活動を展開されたが、彼の教えに人々は驚いた。彼の言葉に神的な権威が伴っていたからである。
私たちは戦いの本質が霊的なものであることを理解しなければならない。私たちの敵は悪魔である。悪の力が、神の造られたこの世界を狂わせ、破壊しているのである。
神は、霊的な戦いのために、御子に特別な権威を与えられた。神が遣わされた者は、神の言葉を語る。
2.権威あるわざ
会堂に、汚れた悪霊に取り憑かれている男がいた。悪霊はイエスがメシアであることを知っていた。
イエスは「黙れ。その人から出て行け」と悪霊を叱りつけて、追い出された。イエスの勝利の秘訣は、神から与えられた権威である。
主イエスは、弟子である私たちにも、この権威を分与しておられる(ルカ10:17-20)。これには聖霊の力が伴っている(マタイ12:28)。
主イエスの御名を唱え、御言葉を用いて、人々を悪魔と罪の力から解放しよう!
3.神の国の福音
主イエスの宣教の働きは「神の国の福音」とも言う。悪魔の支配から人々を救い出し、神の支配をこの世のあらゆる領域に広げることが、私たちキリスト者=教会の本質的な使命である。
心を合わせて共に戦おう!