私は仕事柄、礼拝論・礼拝学に興味がありまして、ここ数年、関係する本を漁っています。その中で、スゴイ本が一つありました。
石居正己著『教会とはだれか ー ルターにおける教会』
(リトン、2005年)です。
「Gottesdienst Divine Service 神の奉仕としての礼拝」を取り戻すことが、ルターの宗教改革の本質であり、プロテスタントとローマ・カトリック教会の決定的な違いなんですね。私は、そんなことも知らずに、牧師をしておりました f^^;
ルーテル教会の神学は、聖書神学も歴史神学も組織神学も実践神学もすべて、キリスト中心であり、礼拝中心に組み立てられています。ダンゴの串のごとく貫かれておるのです。
私は神戸ルーテル神学校で受講してみて、それがよくわかりました。「これが本来の福音主義なのか!」と、大変なショックを受けました。福音主義=伝道第一主義のごとき環境に長年漬かっていましたもんで(汗)
「福音主義」というのは、「礼拝」というのは、おっそろしく、いやいや、すんばらしく深〜い世界なんですね!
石居正己先生の最後のご奉仕であられた「教会史」の講義を神戸で受講できたことは、非常な幸いでした。この講義は三鷹ではしておられなかったそうです。「見たかった」という先生方がたくさんおられるでしょう。私も一部しか受講していないので、「教会史1」から「4」まで全部を受講したかったです(ビデオがあるかもしれませんが)。
石居先生には、まことに感謝であります(TT)
- 作者: 石居正己
- 出版社/メーカー: リトン
- 発売日: 2005/06
- メディア: 単行本
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