カナイノゾム研究室

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

それデモ、デモに行く? とんデモない?

明日30日(日)午後に行われる安保関連法案に反対する大規模行動は、国会周辺で10万人、全国で100万人規模の動員を目指しているようです。

「SEALDs」のリーダーはこれまで「僕たちは組織的に集まっているんじゃない。自発的に集まっているんです」と言っていました。しかし、この大規模なデモは、「宗教者九条の和」だけでなく、左翼の諸団体が動員をかけている組織的な行動です。ネットで検索したら、すぐにわかります。

SEALDsのリーダーが安倍首相を馬鹿呼ばわりしているビデオがYouTubeにアップされて、厳しい批判にさらされています。彼らは左翼の広告塔として使い捨てにされるだけでしょう。

https://www.youtube.com/watch?v=kljZ42ASsm0

あるいは、左翼に取り込まれるかもしれません。SEALDsの人たちは、ろくに理論武装をしておらず、思想が希薄なようですから、左翼が彼らを取り込むのは簡単でしょう。彼らは『共産党宣言』くらいは読んだことがあるのでしょうか? これに賛成するのなら、左翼そのものですが。

それとも彼らは、左翼とは違う政治理論や安全保障論を持っているのでしょうか? まさか、政府の平和安全法制に対する代替案を持たずに、日本の国防を邪魔するだけじゃないですよね? まさかそんな利敵行為を意図的にしているとは、思いたくありませんが。

最近「中核派」に、20代の若者が続々と加わっているようです。中核派は永田町・霞ケ関周辺で「打倒安倍政権」を掲げたデモを、何度も行っています。クリスチャンの青年たちがデモに参加して、この過激派の網に捕らわれないことを願います。

http://getnews.jp/archives/1042635

近頃の若者は「中核派」の危険性を知らないようですね。デモに参加しているクリスチャンは、以下のごとき基本問題くらいは理解しているのでしょうか?

【問題1】資本主義と社会民主主義共産主義の違いについて述べよ。
【問題2】日本の自民党公明党民主党維新の党、社民党共産党中核派の違いについて述べよ。
【問題3】連合(日本労働組合総連合会)と全労連(全国労働組合総連合)の違いについて述べよ。

マルクス主義は平和をもたらすものか」
共産党が政権を取ったら、自衛隊は縮小し、やがて廃止するのか」
その答えは現代史でハッキリと出ています。「否」。

マルクス主義=共産主義は、武力革命によって世界を転覆するのが目標です。もし日本に共産党政権ができたなら、「アメリカ帝国主義反革命勢力から守るために」自衛隊国防軍に格上げして、今より遥かに強力に軍拡を進めるはずです。


私は、自民党の「憲法改正草案」は、明らかに右翼のイデオロギーが入っていますので、反対します。しかし、今回の安全保障関連法案は、イデオロギーの問題ではなくて、軍事的・外交的な問題です。

これについては、将来にわたって、自衛隊が米軍に追随して世界各地で戦争に参加することの無いように、修正して歯止めをかけた上で、可決するなら、賛成します。

本来なら、これより先に、憲法第9条を改正して、「自衛隊」「専守防衛」「国連平和維持活動」について明記すべきだと思います。そのために、来年夏の参議院選挙で、憲法改正案と安保法案について国民の信を問うのが、ベストです。

しかし、「憲法第9条を一言一句絶対に変えさせない」という原理主義的な人たちが多過ぎて、憲法改正はできないかもしれません。

東アジアの国際情勢は緊迫しており、現在の法制では対処できない事態が起こるリスクが高まっています。国防のためには、多少修正するにしても、今回、安保関連法案を可決することが望ましいでしょう。それが我が国だけでなく、東アジアの安定を保つ抑止力になる、と思います。

北朝鮮、中国、ロシアが、一触即発の軍事的緊張を作っているこの時勢です。何が本当に戦争を防ぐ道なのか、平和を造り出す道なのか、よくよく考えなければなりません。

私たちは、神が説教者を通して、聖書の御言葉によって語られるメッセージに、落ち着いてよく耳を傾けましょう。

□■□ Q&A □■□

●政治的事情を理解していなければ、デモに参加してはいけないのでしょうか?

当然です。いけません。このデモの目的は何ですか? これは国会の立法行為に対する意見表明であり、安保法案を廃案にするという政治目的による行動ですよね。それによって、この国と東アジアの安全が保たれるか、破られるかという大問題ですから、その政治的行為には重大な責任があります。

●このデモは、ふつうの市民が自主的に集まっているんですよね?

いいえ、今回のデモは、素人の市民だけが集まるものではありません。政党や労働組合など多くの団体が組織的に動員をかけています。そうでなければ、10万人とか100万人とかいう規模のデモはできません。烏合の衆がそんなことをしたら、危険過ぎますから、警察が許可しません。ちなみにこのデモには、過激派として知られる中核派も大勢います。

●対案を出さないで、安保法案廃案を要求するのは、ダメですか?

東アジアの情勢が大変厳しさを増しており、現行の法制では我が国に迫る危機に対処できない。だから、法制を改正して集団的自衛権の限定的な行使を可能にして、安全保障体制を強化したいーー。政府がそう言って提案しているのに、対案が無いというのは、無責任ですね。

●外国の軍隊が韓国や台湾に侵略を始めて、日本に駐留する米軍が出動することになったら、日本政府はどうすべきでしょうか?

実際につい先日、北朝鮮は弾道ミサイルの発射準備をしていましたし、潜水艦も50隻くらい出動させていました。それらが日本に核ミサイルを撃ち込んで来るとしても、日本は直接攻撃されるまで米軍の後方支援もしないで、ただ見ているだけですか? 我が国の国民が大量に無差別で虐殺されるまで、見ているだけですか?

中国は、台湾有事において、「第一列島線」までは必ず、できれば「第二列島線」まで制圧すると公表しています。第一列島線には台湾だけでなく沖縄も他の南西諸島も含まれています。それなのに、中共軍が台湾に侵攻して、米軍が出動しても、日本は直接沖縄が侵略されるまで手を出さないんですか?

慌てて日本中の自衛隊を南にシフトしたら、ロシアが北海道に侵入してくる危険性があります。あの太平洋戦争「終戦」前後の悲劇をまた繰り返すのですか?

北朝鮮も中国もロシアも、日本の領海、領空を日常的に侵犯して、「隙あらば遠慮なく攻撃するぞ、日本の領土を奪うぞ」と示威行動をとっています。

デモをする人たちには、どちらに有利になる行動をしているのか、考えていただきたく思います。「そんなことが起こっているとは知らなかった」なんて言い訳は通用しません。

●みんなが違憲だと言っているのに、与党の数の力で強行採決をしてよいのでしょうか?

「みんなが」って、それは本当ですか? 法令が違憲かどうかを決める権限は裁判所が持っています。最終的には最高裁が決定します。この安保法案は違憲だと、どこの裁判官が言ったのでしょうか?

安保関連法案については、衆議院で116時間も審議をした後に、採決をしました。民主主義のルールに従って、多数決で決めるのは、当然です。議席数が少なくて勝てないからといって、議長の採決を妨害したり、議場から出て行ったりするのは、国会議員としてふさわしい態度でしょうか?

「安保法案よりも憲法改正を先にすべきだ」という意見には賛成します。しかし、「憲法第9条を一言一句変えてはいけない」という原理主義者が大勢いるのではありませんか。憲法改正は現実的に可能でしょうか? 憲法改正ができるまで「敵」は待ってくれるでしょうか?

●理屈はよくわからなくても、デモに参加したいっていう人は、行ってもいいんじゃないですか?

デモに参加することは、憲法に保証された国民の権利ですから、公共の福祉に反しない限り、個人の自由です。ただし、私はその行動について、お薦めできません。