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カナイノゾム研究室

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

安保法制成立、これから…

戦争が無ければ「平和」と言えるのでしょうか。必ずしもそうとは言えないように思います。

すべての人の人権が法的に保護されて、人間としての尊厳が守られ、誰もが自由に生きられる状態が真の平和であって、それらが侵害されているならば、平和な社会とは言えません。

この民主主義と自由主義の価値観を共有する国々が、一致協力して、真の平和を守り、広げていきましょう!

警察官がいないのなら、力弱き者たちは、一致団結して、力強き者に対抗し、暴力的行為から身を守らなければならないーー。これが国連憲章における「集団的自衛権」の意味ではないでしょうか。

新しい東西冷戦がすでに始まっている、という認識を、我々はしっかり持たなければいけません。それを前提として戦略を組み直さなければいけないのです。

韓国や台湾、東南アジアが中国によって共産化されて、キリスト者が迫害されるのを防ぐために、日米とこれらの諸国が同盟関係を強化する=集団的自衛権を行使する必要があります。もちろんそれは、まず抑止力として機能するものです。

憲法改正という話を認めたら、あの「自民党憲法改正草案」の方向へ持っていかれる。秘密保護法⇒戦争法案⇒憲法改悪は一連の流れだから、今ここでそれを断ち切るべきだーーという戦略が、左翼とリベラル派、キリスト教社会派にあったのだろうと推察します。その戦略が適切であったか否か?

それだと、「憲法を絶対に変えさせない」という原理主義者が多いので、政府与党は憲法改正を先行できず、安保法制を通したんだーーという言い訳が可能になります。

結局、「集団的自衛権の行使を容認すべきだ」と言っていた民主党憲法学者の一部まで、主張をひっくり返して原理主義的になり、人気取りに執心する始末でした。

一方、自民党石破茂氏は国防の事情に精通していることで知られますが、安倍総理の安保法制の進め方に納得できなくて、防衛大臣就任を断ったのでしょう。しかし、中谷防衛大臣は、国民が納得する説明ができず、力不足であるのは明らかでした。

憲法に明文規定が無いままに、解釈だけで自衛隊の活動を拡大する解釈改憲が、限界に達しているのは明らかです。これを放置すれば、立憲主義法治主義シビリアンコントロールに狂いが生じ、政府や自衛隊の独走が起こりかねません。

こうなった以上、今後は、

①「自民党憲法改正草案」に反対し、
憲法第九条原理主義に反対し、
解釈改憲のまま憲法に手を付けないという与党の一部に反対して、
憲法に「自衛隊専守防衛自衛権行使、平和維持活動」を明記して、政府の暴走に歯止めをかける。

このようなリベラル派・中道勢力の再結集を、私は支持するつもりです。