KANAISM ー真っ直ぐに行こうー

聖書のメッセージや社会評論などを書いています。

聖書の世界観の概略

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(1)このコスモス(天地、宇宙、世界)は本来、神が創造した「極めて良い」ものでした。その中でも人間は「神に似せて」「神の像に」造られた特別に良い作品です。人間には、神の代理人=しもべとして地を治め、豊かな命が満ちた世界を造って、神の栄光を表す使命があります。これを「文化命令」と言います。

(2)ところが、神に反逆した堕天使たちの長であるサタン(悪魔)が、初めの人アダムとエバを誘惑し、堕落させたため、人の世は、罪と死の法則が支配するところとなりました。すべての被造物が虚無に服し、滅びの束縛に苦しんでいます。

(3)それでも、人の心には神の律法が刻まれており、良心の光によってその律法を読み取り、その道徳律に従うなら、神を知らない人でも、ある程度は善行ができます。神は、エジプトで奴隷となっていたイスラエル民族を解放して、彼らと契約を結び、律法を与えました。それは、彼らが「神の王国」のモデルとなって、世界の人々に真の神を証しするためでした。

(4)すべての人は、生まれながらに「原罪」に支配されている「罪人」です。完全に正しい人=「義人」は一人もいません。誰もが霊的に壊れていて、神の御心に反する悪い思いを抱き、神の律法に違反する罪を犯しています。罪の報いは、①神と断絶した霊的な死、②肉体の死、③黄泉(よみ、ハデス)の苦しみ、④地獄(火の池、ゲヘナ)における永遠の刑罰です。

(5)神の独り子イエスは、人類に神の完全な啓示を与え、すべての人の罪を贖うために、人となってこの世に来られました。イエス・キリストは、完全に天の父に従って、十字架で御自身を完全な犠牲としてささげてくださいました。御子イエスの流した血によって、私たちの罪はすべて赦され、清められます。ただし、この世に生きている間は、罪の無い完全な人は誰もいません。私たちは生涯、悔い改めが必要であり、清められ続ける必要があります。

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(6)子なる神イエスの地上への来臨は、「神の王国」をこの世にもたらしました。それは聖霊の霊的な支配であって、政治的な国家ではありません。この世は、神の支配と悪魔の支配が激突する霊的な戦場です。「神の王国」は、キリスト者の霊的な交わり、すなわち教会において顕著に現れており、教会を通して人々を救い、この世を造り変えています。

(7)イエス・キリストは十字架で死んだ後、霊において、悪魔・悪霊の牙城であり、死人の霊が囚われている黄泉(よみ、ハデス)に降り、そこを征服しました。イエス・キリストの復活と昇天は、神の王国の勝利を、霊的なコスモス全体、すなわち天と地と地下(黄泉)に宣言する凱旋でした。イエス・キリストは今も、天において大祭司として、人々の罪の赦しのために、父なる神に執り成しをしておられます。

(8)神に対して自分の罪を悔い改め、イエスを「主」(神の御名)「キリスト」(救い主)と信じて告白し、バプテスマを受けるなら、誰でも完全に罪が赦され、聖霊を受けて新生し、神の子とされます。永遠の命が与えられ、天国の国民とされます。こうして救われたキリスト者には、キリストによる救いの知らせ=福音を全世界の人々に伝える使命があります。これを「宣教命令」と言います。

(9)旧約(古い契約)の律法は主に、①十戒に代表される道徳律法、②古代イスラエル社会の市民律法、③幕屋・神殿を中心とした祭儀律法の三つに区分できます。道徳律法は普遍的・永続的なものであり、新約(新しい契約)の時代、すなわち教会時代にも有効です。形は変わっても、基本的な精神は変わりません。市民律法は時代や社会の状況によって変わります。祭儀律法は、イエス・キリストが完全な贖いを成就したので、不要となりましたが、その意味はバプテスマや聖餐などキリスト教の礼拝においてより完全な形で表されています。律法の呪いから解放されたキリスト者=教会において、律法は成就しているのです。

(10)「神の王国」は「すでに」霊的に始まっていますが、「未だ」完成していません。それは建て上げる途中であり、教会にも社会にも様々な問題があります。「神の王国」はイエス・キリストの再臨によって完成されます。その時、すべての死人がよみがえり、最後の審判が行われて、すべての人が二つに分けられます。悪魔・悪霊と、キリストを信じない罪人は、「火の池」(ゲヘナ、地獄)に投げ込まれて、永遠の刑罰を受けます。罪と死の法則も黄泉も滅ぼされます。天と地は新しく造り変えられて、一つになります。キリストによって贖われた者たちは、復活されたキリストと同じ永遠の栄光の体をいただきます。そして、被造物のすべてが、永遠の栄光の姿に変えられるのです。

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聖書をどのように読むべきか(「聖書解釈学入門」シラバス)

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【金井塾】「聖書解釈学入門 ーー聖書をどのように読むべきかーー」シラバス

 

「手引きをしてくれる人がいなければ、どうして分かりましょう」(使徒8:31)

 

聖書には、聖書そのものが要求し、教えている読み方があります。「聖書」とは何か。どのような書物なのか。まずそれを理解すれば、自ずと、聖書をどのように読むべきか、が分かります。このクラスでは、聖書の解釈の仕方について学んでいきます。

 

第1課 キリスト教と他の宗教は何が違うのか ーーキリスト教の正典である聖書ーー
1-1 アニミズム
1-2 シャーマニズム
1-3 多神教
1-4 一神教ユダヤ教キリスト教イスラム教)
1-5 東方正教会ローマ・カトリック教会プロテスタント
1-6 正統と異端

 

第2課 聖書とは何か ーー人類に対する神の啓示ーー
2-1 一般啓示と特別啓示
2-2 聖書における神の霊感
2-3 聖書の神言性と人言性

2-4 聖霊による照明

 

第3課 聖書はどのようにして生まれたのか ーー聖書の歴史性ーー
3-1 ヘブライ語聖書
3-2 70人訳聖書
3-3 新約聖書
3-4 正典・外典・偽典
3-5 聖書の翻訳史

 

第4課 旧約聖書新約聖書はどのような関係なのか ーー聖書解釈の根本原理ーー
4-1 旧約時代の契約
4-2 十戒、道徳律法、祭儀律法、市民律法
4-3 イエスの教え
4-4 エルサレム会議
4-5 パウロの教え
4-6 ヘブライ人への手紙
4-7 律法の三用法

 

第5課 聖書は何を伝えようとしているのか ーー聖書釈義のプロセスーー
5-1 文学的性格
散文、詩文、物語、語録、戒律、記録、書簡、黙示、たとえ、他
5-2 歴史的文化的背景
5-3 文献的文脈
5-4 字義と文法
5-5 修辞的手法(例:誇張法
5-6 聖書的神学的脈絡(全体と部分の整合性、帰納法演繹法
5-7 歴史的また今日的な諸々の解釈の参照

 

第6課 どのようなツールが必要か ーー聖書釈義の基本ツールーー
6-1 和訳聖書(口語訳、新共同訳、聖書協会共同訳、新改訳2017、フランシスコ会訳、岩波訳、他)
6-2 英訳聖書(KJV, RSV, NIV, NASB, ESV, RNJB, 他)
6-3 ヘブライ語聖書:Biblia Hebraica Stuttgartensia(BHS)
6-4 ギリシア新約聖書Nestle-Aland, Novum Testamentum Graece 28(NA28)
6-5 70人訳聖書:Septuaginta
6-6 対訳聖書(Interlinear)
6-7 四福音書対観表
6-8 旧約聖書ヘブライ語辞典
6-9 新約聖書ギリシア語辞典
6-10 新約聖書ギリシア語釈義事典
6-11 聖書語句辞典(コンコルダンス
6-12 聖書辞典
6ー13 聖書神学事典
6-14 聖書地図
6-15 旧約聖書ヘブライ語文法書
6-16 新約聖書ギリシア語文法書
6-17 注解書(Commentary)
6-18 ゴードン・D・フィー/ダグラス・スチュワート著『聖書を正しく読むために〔総論〕ーー聖書解釈学入門』いのちのことば社
6-19 D.スチュワート著『旧約聖書の釈義』教文館
6-20 G.D.フィー著『新約聖書の釈義』教文館

 

第7課 聖書は今、我々に何を語るのか ーーコンテクスチュアリゼーションーー
7ー1 語り手が聞き手に伝えようとした使信
7ー2 著者が直接的な読者に伝えようとした使信
7-3 神が現代の人々に伝えようとしている使信
7-4 預言における予型
7-5 キリストの中心性

7ー6 信条と教理

7-7 キリスト教倫理

  

聖書 (雑学3分間ビジュアル図解シリーズ)

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聖書読解術

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  • 作者:榊原康夫
  • 発売日: 1970
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
聖書解釈学概論―聖書解釈の諸問題の総括的研究 (1963年)

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聖書を正しく読むために[総論]

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旧約聖書の釈義: 本文の読み方から説教まで

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新約聖書釈義入門

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新約聖書の釈義―本文の読み方から説教まで

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新約聖書解釈の手引き
 
Biblia Hebraica Stuttgartensia: A Reader's Edition

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  • 出版社/メーカー: Hendrickson Pub
  • 発売日: 2015/01/01
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創世記1

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  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: ミルトス
  • 発売日: 2017/08/11
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Septuaginta: A Reader's Edition

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  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: Hendrickson Pub
  • 発売日: 2018/11/30
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七十人訳ギリシア語聖書 モーセ五書 (講談社学術文庫)

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  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2017/11/11
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UBS 5th Revised Greek New Testament Reader's Edition: 124378

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  • 作者:Nestle-Aland
  • 出版社/メーカー: German Bible Society
  • 発売日: 2014/11/01
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インターリニア ギリシャ語新約聖書 逐語訳付

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  • 作者:白畑司
  • 出版社/メーカー: ポーロス会
  • 発売日: 2003
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聖書ヘブライ語-日本語辞典 聖書アラム語語彙付

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  • 作者:谷川政美
  • 出版社/メーカー: ミルトス
  • 発売日: 2018/08/06
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今日からわかる聖書ヘブライ語―聖書対訳シリーズの手引き

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  • 作者:谷内意咲
  • 出版社/メーカー: ミルトス
  • 発売日: 2017/06/01
  • メディア: 単行本
 
ヘブライ語で遊ぼう!

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聖書ヘブル語四週間

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ヒブル語入門

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新約ギリシャ語辞典

新約ギリシャ語辞典

  • 作者:岩隈 直
  • 出版社/メーカー: 山本書店
  • 発売日: 1982/03
  • メディア: 単行本
 
新約聖書ギリシア語辞典

新約聖書ギリシア語辞典

  • 作者:玉川 直重
  • 出版社/メーカー: キリスト新聞社
  • 発売日: 2012/02
  • メディア: 単行本
 
新約聖書ギリシア語逆引辞典

新約聖書ギリシア語逆引辞典

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: キリスト新聞社
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本
 
新約聖書ギリシア語小辞典

新約聖書ギリシア語小辞典

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 教文館
  • 発売日: 2002/02/01
  • メディア: 新書
 
コンコルダンス―口語訳聖書 聖書語句索引 (1978年)

コンコルダンス―口語訳聖書 聖書語句索引 (1978年)

 
A Greek-English Lexicon of the New Testament and Other Early Christian Literature

A Greek-English Lexicon of the New Testament and Other Early Christian Literature

  • 作者:William Arndt,Walter Bauer
  • 出版社/メーカー: Univ of Chicago Pr
  • 発売日: 2001/01/15
  • メディア: ハードカバー
 
Moulton & Geden: A Concordance to the Greek Testament (T & T Clark Biblical Languages)

Moulton & Geden: A Concordance to the Greek Testament (T & T Clark Biblical Languages)

  • 作者:Marshall I. Howard
  • 出版社/メーカー: Bloomsbury T & T Clark
  • 発売日: 2004/08/01
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ギリシア語新約聖書釈義事典 全巻セット縮刷版

ギリシア語新約聖書釈義事典 全巻セット縮刷版

  • 作者:荒井 献
  • 出版社/メーカー: 教文館
  • 発売日: 2015/03/10
  • メディア: 単行本
 

 

 

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キリストを最初に礼拝した羊飼い(ルカ2:8-20)

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<聖書朗読> ルカによる福音書2:8~20
 8 その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。9 すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。10 天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。12 あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」13 すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。
 14 「いと高きところには栄光、神にあれ、
   地には平和、御心に適う人にあれ」
 15 天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。16 そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。17 その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。18 聞いた者は皆、羊飼いたちの話を不思議に思った。19 しかし、マリアはこれらの出来事をすべて心に納めて、思い巡らしていた。20 羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

 

<説教要旨> 「キリストを最初に礼拝した羊飼い」

 

  イエス・キリストが赤子となってお生まれになった日、最初のクリスマスが何月何日であったのか、それはわかりません。クリスマスを12月25日としているのは、一年で最も日照時間が短いこの季節に行われた祭りのなごりです。けれども、この時期は、聖書が語るクリスマスのテーマに最も適合していると思います。すなわち、「暗い闇の世に生きる人々に、明るい希望を与え、いのちを与える救い主を、神が送ってくださった」というのが、クリスマスの重要な意義なのです。

 私たちが暮らす現代の社会にも闇があります。そして、人の心にも闇があります。今一度、私たちもキリストの光を仰ぎたく願います。

 

  1.主の栄光の輝き

 赤子のイエス様がマリアの胎からお生まれになったその日の夜、ひとりの天使が野原にいる羊飼いたちに現れました。すると、神である〈主の栄光〉が周りをまぶしいほど明るく照らしました。
 主の栄光はかつて、モーセが造った幕屋とソロモンが造った神殿に満ちていました(出エジプト40:34-38、歴代誌下5:13-14、7:1-3)。しかし、エズラが再建した第二神殿には、その栄光はありませんでした。ところが、イエス様がお生まれになった時、ベツレヘムの郊外で突然、主の栄光が現れたのです。しかも、その栄光を見たのは、預言者でも王でも祭司でもない、羊飼いたちです。
 この時、〈彼らは非常に恐れた〉。当然です。けれども、天使は彼らに言いました、「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる」。この少し前、祭司ザカリアも主の母マリアも、天使が現れた時に恐れを感じました。天使は彼らにも「恐れるな」と言って、喜ばしい知らせ=「福音」を伝えました(1:12-13、30)。
 恐れに支配されやすい弱い私たちを救うために、今も主は私たちのところに来てくださり、光を照らしてくださいます。

 

  2.社会から疎外された者たちに

 イエス様が誕生された頃にちょうど、ローマ〈皇帝アウグストゥス〉の勅令によって〈最初の住民登録〉が行われました。人々は皆、自分の出身地に行って、そこで登録をしなければなりません。ベツレヘムダビデ王の出身地ですから、その子孫は大勢いたでしょう。この小さな町がごった返して、ヨセフとマリアは宿屋(あるいは客間)に泊まることができず、家畜小屋(あるいは家畜部屋)で出産することになってしまいました。
 ところが、その町の喧騒をよそに、羊飼いたちは郊外の野原で〈野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた〉のです。そもそもダビデ王は少年時代にこの地方で羊飼いをしていました。だのにこの時代には、羊飼いは律法の規程を守らない穢れた人たちと見なされて、ユダヤ社会から疎外されていました。牧羊のため、羊飼いは安息日を守らない。神殿や会堂の礼拝に参加することができない。他人の土地に生えている草を、自分の羊に食べさせている。野宿しているから、家の女性たちを守ることができない――。彼らは軽蔑され、嫌われて、人の数にさえ入れられていなかったようです。
 しかし、天使はこの羊飼いたちに告げます。「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである」。神は俺たちを見捨てておられない! 俺たちのために救い主を送ってくださった! ――これは本当に喜ばしい知らせでした。
 そこにさらに〈天の大軍が加わり、神を賛美して〉言いました。
「いと高きところには栄光、神にあれ、
地には平和、御心に適う人にあれ」

 

  3.平和をもたらす福音

 天使たちが離れ去った後、羊飼いたちは、「すぐに、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と互いに語りました。〈そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当て〉ました。牛や馬などが口を突っ込み、よだれを垂らして餌を食べる飼い葉桶が、〈主メシア〉の〈しるし〉とは! 〈主〉は神の御名であり、〈メシア〉は神が特別に任命して遣わす世界の救済者です。
 〈その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせ〉ました。これまで羊飼いたちは、町の人々の交わりから疎外されていました。しかし、今や彼らは町の人々に積極的に関わっています。イエス・キリストの福音は、神と人の間に和解をもたらすばかりでなく、人と人の間にも〈平和〉をもたらします。

 

 イエス様は、神から離れて社会の周辺に漂う、心寂しい罪人の友となられました。家畜小屋に生まれて、飼い葉桶に寝ていたイエス様は、私たちの心にも宿ってくださいます。このすばらしい救い主を共に喜びましょう。

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