教会
主は、わたしたちのためにいのちを捨てて下さった。それによって、わたしたちは愛ということを知った。それゆえに、わたしたちもまた、兄弟のためにいのちを捨てるべきである。 世の富を持っていながら、兄弟が困っているのを見て、あわれみの心を閉じる者に…
【金言】もしあなたがたがキリストのものであれば、それによって アブラハムの子孫であり、約束による相続人なのです。(ガラテヤ3:29) 1.約束の有効性 パウロはこれまで、律法の行いではなく、キリストに対する信仰によって人は義と認められる、と説い…
教会福音讃美歌 『教会福音讃美歌』という新しい讃美歌集が発行された。これを見て、疑問に思ったことがある。 (1)なぜ文語体の「主の祈り」や「使徒信条」がそれぞれ二つずつ掲載されているのか? 『讃美歌21』のように文語体と口語体で違う形のものが複…
【金言】人は律法の行いによっては義と認められず、ただキリスト・イエスを信じる信仰によって義と認められる、ということを知ったからこそ、私たちもキリスト・イエスを信じたのです。(ガラテヤ2:16) 1.無割礼の人々に与えられた福音 パウロは回心後3…
【金言】 私が宣べ伝えた福音は、人間によるものではありません。 ただイエス・キリストの啓示によって受けたのです。 (ガラテヤ1:11、12) 今日からしばらく 「ガラテヤ人への手紙」を共に学んでいきたい。この手紙については諸説あるが、49年頃にパウロ…
【金言】なぜなら、御座の正面におられる小羊が、彼らの牧者となり、いのちの水の泉に導いてくださるからです。また、神は 彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださるのです。(黙示録7:17) 1.死後の状態 人は死んだら、どうなるのか。古来、人々はい…
Juan de Juanes(1523-1579) : The Last Supper kanai.hatenablog.jp 今回は礼拝の内容について考察してみましょう。 1.神に献げる犠牲か、神から受ける賜物か まず、聖餐論から始めます。主の晩餐=聖餐の礼拝は、初代教会において、ユダヤ教とキリスト教…
サンドロ・ボッティチェリ《 東方三博士の礼拝 》1490-1500年 ウフィツィ美術館 ウフィツィ美術館展 » 上野・浅草ガイドネット 「福音派の礼拝は、なぜ貧しいのか」。これは古い伝統を持つ教会の礼拝と、いわゆる福音派の教会の礼拝、両方を体験した人から、…
私は仕事柄、礼拝論・礼拝学に興味がありまして、ここ数年、関係する本を漁っています。その中で、スゴイ本が一つありました。 石居正己著『教会とはだれか ー ルターにおける教会』(リトン、2005年)です。 「Gottesdienst Divine Service 神の奉仕として…
【金言】私は、主イエスの御名のためなら、エルサレムで縛られることばかりでなく、死ぬことさえも覚悟しています。(使徒21:13) 私たちは、何のために生きて、何のために死ぬのか。パウロの言行からキリスト者の死生観を学びたい。 1.共に生きる喜び パウ…
【金言】聖霊は、神がご自身の血をもって買い取られた神の教会を牧させるために、あなたがたを群れの監督にお立てになったのです。(使徒20:28) パウロがエペソ教会の長老たちに語った告別説教から、今回は「牧会」について共に学びたい。 1.牧者の任命 教…
【金言】ユダヤ人にもギリシヤ人にも、神に対する悔い改めと、私たちの主イエスに対する信仰とをはっきりと主張したのです。(使徒20:21) パウロの第3回宣教旅行は終盤を迎える。 パウロは、エペソを中心として小アジアの各地で、3年ほど宣教活動を行った…
【 a cup of water 紹介映像】 https://www.facebook.com/photo.php?v=597726713597091&l=5378633428602083947 【 a cup of water 公式サイト】 http://www.acupofwater.jpn.org/ 【NPO法人 a cup of water 福原正孝氏の証詞】 (2012年7月8日 神戸大石教会…
【金言】兄弟たちは彼を励まし、そこの弟子たちに、彼を歓迎してくれるようにと手紙を書いた。(使徒18:27) キリスト者は共に生きる者として神に召されている。その幸いを味わいたい。 1.教会をつなぎ合わせるパウロ パウロはコリントで1年6か月間伝道…
【金言】恐れないで、語り続けなさい。黙ってはいけない。 わたしがあなたとともにいるのだ。 (使徒18:9~10) 1.同労者と共に パウロはアテネを去ってコリントに行った(50年秋)。この町は交通の要衝として栄え、アカイア州の首都であったが、偶像崇拝…
【金言】聖霊と私たちは、次のぜひ必要な事のほかは、あなたがたにその上、どんな重荷も負わせないことを決めました。 (使徒15:28) 1.民族宗教から世界宗教へ 神は、今から4000年も前にアブラハムを召し出して、「地上のすべての民族は、あなたによって…
<金言> 私たちが主イエスの恵みによって救われたことを私たちは信じますが、あの人たちもそうなのです。 (使徒15:11) 新しいことを始める時にはトラブルが付きものである。しかし、それを恐れていては何事も進められない。初代教会に起こった「ブレイク…
【金言】あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。(第一コリント12:27) 聖霊降臨日にあたり、聖霊によって誕生した、教会の本質と実際について学びたい。 1.神の教会 パウロは54年頃にこの手紙を書いた。コリントの教会に…
「それは、わたしたちが一つであるように、彼らも一つであるためです」(ヨハネの福音書17:22)天国は一つしかありません。 そこには宗派・教派・教団・グループなどの区別はありません。 この地上にあっても、キリスト者の心に天国があり、教会に天国があ…
この歴史物語は英国人宣教師バークレー・フォウェル・バックストン(Barclay Fowell Buxton 1860年 - 1946年)の話から始まる。 バークレー・バックストン - Wikipedia バックストン師は1860年8月16日に英国エセックスのレイトンストーン・ハウスに生まれた…
【金言】この務めと使徒職の地位を継がせるために、このふたりのうちのどちらをお選びになるか、お示しください。 (使徒の働き1:25) 神はこの世で御業を進めるために人をお用いになる。神に用いられる人について、使徒選出の記録から学ぼう。 1.使徒…
20年ほど前に、筆者がフィリピンのネグロス島で、神父や農業労働者、子どもなどから聞いた話を総合して、紹介します。(簡単・大雑把ですが)。 ☆ ☆ ☆ スペインから来た侵略者と彼らに結託した地元の有力者たちによって、農地が独占され、農民は土地無し日雇…
自分(たち)は、何者であり、時間的・空間的・社会的な全体像の中でどこに位置しており、どのような意味・目的を持っているのか。 このいわゆる「アイデンティティー(Identity)」を理解することは、人間にとって、個人であれ集団であれ、欠くことのできな…
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【金言】 治める人は仕える人のようでありなさい。(ルカ22:26) 私たちは、キリストに結ばれて一つの体を形成するために神に召されている。教会人のあり方について学ぼう。 1.若輩者のように 主イエスは、この地上に御自身の教会を建てるために弟子たちを…